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遊園地で迷子…!? -コラボ- 6
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「迷子なんだろう?俺達も一緒に探してあげるよ」
ニヤニヤと不気味な笑いを浮かべる男達
「いえ、自分たちで探せるんで…」
こんな所で捕まるわけにはいかない。
(自分がしっかりしなくちゃ…)
チラリとユキの方を見ると、小さな体をガタガタと震わせて波留の手を強く握りしめている
(怖いよね…。そうだよね。)
波留も繋いだ手をグッと握り返し、男達に悟られないよう平然を装う
「随分と威勢のいい兄ちゃんだなー?…見るからに弱そうだけどな」
その場の全員が笑う中、波留は強く言い返す
「急いでるんで、これで」
ユキを先に歩かせ、その場を立ち去ろうとする
「おいこら待て」
その行動が気に食わなかったのか、男の一人が波留の肩を強く引く
「っ‼」
引く力があまりにも強く、波留は無理矢理男の方を向かされた
「誰が逃がすかよ。こんな上玉」
(あー、もうっ‼)
こんな子供までも襲うような人と居合わせたことと探している命を見つけてあげれない後悔がまざって段々と怒りが湧いてくる
「こんな小さな子を襲って何が楽しいんですか。…俺達の事なら放っておいて下さい。」
「良い表情(かお)するじゃねぇか。」
顎のラインをなぞられ、寒気が全身を駆け巡った
「……っ‼」
(なんとか、ユキくんだけは逃がさないと…)
そう思った矢先…
「なに手ぇ出してんだよ。」
不機嫌そうな聞き覚えのある声が後ろから聞こえた
(この声って…)
「んな奴等にはちょっくら仕置きしねぇとな…?な、命」
「そうだな、ユキを泣かせやがって…」
その声に喜ぶユキ
(助けに来てくれた…二人とも…)
男達の後ろにいたのは二人が待ち望んでいた、清と猇そしてユキの探している命だった…
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