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遊園地で迷子…!? -コラボ- 8
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「イッッテェ!!」
「猇、どうするこいつら」
まず清が波留の顎をなぞっていた男の腕を後ろへ回し、関節を逆方向に曲げながら猇に問う
「俺に聞くんじゃねぇよ。自分で考えろ」
清の問いにぶっきらぼうに答える猇の表情はとても恐ろしい
「そんな殺気だった顔しないでほしいねー…」
明らかに二人が怒っているのが解った波留は急いで二人を止めに入る
「だ、大丈夫だよ!!特に何もされてないから…」
このままでは大騒ぎになってしまう。不意にユキの方を見た
どうやらユキは命の元に無事戻れたらしい…
「何もされてないって…これからされそうだったんでしょ?」
「なぁ?そうだろう?」と清が男の耳元で低く話ながら確認をとった
「ひぃっ!?」
男もその場の三人が怒っているのが解ったのか恐怖に満ち溢れた表情をしている
「あ、ああんたらいったい何なんだよっ!!」
まだ抵抗をするつもりなのかどうかは解らないが周りを取り囲んでいた他の奴等が退きながら、三人に告げた
「何って…ねぇ?」
男の腕をパッとはなし、代わりに波留を引き寄せ胸元に押し付けると清が満面の笑みで答えた
「この子の大事な恋人ですけど…なにか?」
その笑みが恐ろしかったのか一目散に逃げて行く男達
「……はぁー、やっと何処か行った。波留、平気?」
男達が何処かへ行ったのを確認すると、清は下を向き波留を気遣う
「…うん。平気…」
なぜか顔も上げず、耳まで赤くする波留に猇が吹き出すように笑った
「ククッ…そりゃ、照れるわな。」
「え?…俺なんかまずい事言った?」
無自覚な清に猇はさらに吹き出すのだった
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