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『小話1』 女装 4
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「……キヨの事嫌いになりそう」
波留は清から借りたジャケットを肩から掛け、ソファーの上に三角座りをしながら言った
「…ごめんなさい。」
清は波留の前に正座をし、深々と頭を下げている
「昼間から盛って…、午後の仕事出来ない位にしちゃったんだもんね。」
あれから清は波留を数回イかせ生憎、波留の意識を飛ばすまで寸前までにしてしまった
お陰で波留の足腰はまとも立たなくなっている
「……でも、波留が可愛いのがいけない」
「キヨが口説くような事ばっかり言うからだよっ‼︎」
耳元で囁かれた数々の言葉を思い出し、また顔を赤くさせる波留
「…もぅ。」
目の前でシュンとしている清を見て、小さく笑みをこぼす
「……じゃあ、明日の仕事が休みな代わりに俺の好きなパンケーキ、作ってくれる?」
波留の誘いに清が顔を上げ、何度も頷いた
「生クリームとフルーツ乗せてくれる?」
「うんっ‼︎これでもかって位に乗せてあげる」
「それなら許すっ…あと、紫乃さんから洋服返してもらってくれると嬉しいんだけど」
(…流石にこの格好じゃ出歩けないし)
すると清はさっと立ち上がり、部屋の扉に手をかけた
「解った‼︎波留はここから動いちゃダメだよ?どんな訳があっても異論は認めないからね」
「はーい。」
そう言うと清は部屋を出ていった
(…はぁー。全く、紫乃さんといいキヨといい困った2人だな…。)
ソファーの背もたれに寄りかかりながら波留は一息つく
(でも、……好きなんだよな。そんなキヨも)
先ほどのキヨの言葉や行為を思い出し、ぽぽぽっと顔を赤らめ、1人で悶える波留だった
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