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田中×西谷
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《田中目線》
『なぁ、龍。一緒に寝ていい?』
それは合宿中のできごとだった。
俺とノヤッさんと日向の3人で一つの部屋を使っていた。
飯を食った後、月島がおもしろい話があるからとみんなを集め、何を話すのかと思いきや怖い話だった。
それを聞いたみんなはビビリにビビって、即解散した。
一番怖がってたハズの日向は怖くて寝れない…とか言いながらも練習で疲れたのか、部屋に戻って来て即爆睡だった。
ノヤッさんは平気な顔して聞いていて、ビビっていた旭さんに喝を入れていた…のになんで?
『なぁ、いいだろ?』
『いいけど…なんで?』
『こ…怖い…から…』
『ノヤッさん平気な顔してたじゃんか!!』
『そうなんだけど…思い出したら怖くなってきた。なぁ、ダメなのかよ?』
半ベソ状態で枕を持って立つノヤッさんが可愛くて可愛くて俺のツボだった。
俺、ノヤッさんのこと好きなんだよ。友達としてもだけど、それ以上の感情でも…
このシチュエーションで抑えられるかな…。
『いいよ。』
『龍、ありがと!!』
さっきの半ベソ状態はどこ行った?と言わんばかりの笑顔になり俺の布団に入ってくる。
横に並ぶとノヤッさんちっせぇ。女の子みたいだ。
普段は髪をツンツンに立てて身長稼いでるけど、風呂上がりのノヤッさんはいつもペタンコ髪だ。それがまた可愛い…
『おやすみ。』
俺はそう言って寝ようとした。
このまま起きててノヤッさんと同じ空気吸ってると頭おかしくなりそうだし。
『おやすみ。』
ノヤッさんも寝る体制に入ったみたいだった。
俺は目を瞑り寝ようとする…が、寝れるわけがない。
シャンプーのいい匂いをプンプンさせたノヤッさんが隣にいるんだぜ?完全に無理。
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