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《及川目線》
『だから逃がさないって言ってんじゃん。』
ジリジリと掴んだ腕を自分に引き寄せながら言う。
『ちょっ…及川!!当たってる…!!』
そして岩ちゃんに自分のモノがわざと当たるようにくっつく。
『って、お前なんでこんなことになってんだよ!?おかしいだろ!!白鳥沢に負けたって泣いてたんじゃねぇのかよ!!』
『そうだけど…岩ちゃんといるとこんなになっちゃった。テヘペロ♡』
俺は舌を出して可愛さアピールするけど…
『全然可愛くねぇし。』
『うっ…岩ちゃんのせいなんだから慰めてよ!!』
白鳥沢に負けて泣いていたのは嘘じゃない。でもなぜか岩ちゃんと二人きりでいるだけでこんなになってしまっていた。
岩ちゃんといるだけで興奮するとか…俺だいぶ岩ちゃんに侵食されてるわ…
『俺のせい!?なんで俺のせいなんだよ?』
『だって…岩ちゃんと二人きりになったら色々想像しちゃって勝手にこうなったんだもん…』
こんな恥ずかしいことよくも言わせたな!!と心の中で怒る。
でも恥ずかしながらもここまで言ったから応じてくれるか?と思ったが甘かったみたいで…
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