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《月島目線》
黒尾さんを自分の部屋に入れ、僕は温かい飲み物を取りに行く。
暖めてくれって…。
素直で可愛い子なら抱き締めて暖めたりするのかな…?
僕には絶対無理だ。
前に一度だけ黒尾さんはうちに来たことがある。
その時は兄ちゃんがいて、バレーの話ばかりしていたから何も意識してなかったけど、今日は部屋に二人きりだ。
この飲み物を持って行ってどうしたらいいんだ?
考えるだけで顔が熱くなる。
ガチャ
『飲み物どうぞ。』
『おぅ!!ありがとう。』
『…』
『あったけぇ〜。』
『あの…黒尾さん。こんな時間ですけど、今日はどうするんですか?』
『ん?泊めてくれ。』
『はぁ!?』
『帰る電車ない。』
『確かにそうですけど…』
泊まってくの?一緒に寝るの?
ダメだ。考えるだけでまた顔が熱くなる。
『ツッキー。』
『はい?』
!?
『キル・ブロック!!』
『痛ッ!!』
急に何!?抱きつかれそうになって咄嗟にブロックしてしまった…。
『ツッキー!!』
『キル・ブ…』
ギュッ。
『だからストレート締めとけって言ったろ?』
僕はスッポリと黒尾さんの腕の中に収められていた。
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