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《赤葦目線》
『おい赤葦!!今の聞いたかよ?』
『木兎さんなんですか?』
『烏野のメガネ君の話。』
『あぁ。』
『あぁって。好きとかなんか純だよな。』
『なんですかそれ。』
木兎さんはどうも今の話に興味があるらしい。
俺もないと言ったら嘘になる。
別に烏野のメガネの子とか、小さい子に興味があるんじゃなくて、俺は男同士の恋愛について興味があるわけで…
そう。俺は男が好き。って言っても誰でもいいわけじゃなくてそれはただ一人。
『なぁ、赤葦。俺ちょっと様子見てくるわ!!!』
嬉しそうにそう言って走って行く木兎さん。
俺の大好きな人。
この気持ちは誰にも言うつもりもないし、伝えるつもりもない。
でもなぜだろう…
傍にいると触れたくて、触れてほしくて…
考えれば考えるほど自分が木兎さんのことを好きなのだと実感させられる。
ダメだ。部屋戻ろ。
『黒尾さん、お先です。』
『おぅ。』
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