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《赤葦目線》
ちゃぷんとお湯に浸かりながら色々と考える。
俺が風呂から出て部屋に行くと、きっと木兎さんと二人きりだ。
どうするかな…
お湯から上がり服を着ながら何を話そうかとネタを探すが、それよりも二人きりになることを考えるだけでドキドキする。
ドキドキしてるの俺だけなのかな。
木兎さんは何も思っていない。
きっとそうだ。
部屋に着くと鍵が締まっていた。
なんで?
そう思いながらドアの前でしばらく待っていると、木兎さんが歩いてきた。
『あれ?赤葦何してんの?』
『何してんの?って、鍵締まってるんですけど…』
『あっ…すまん。』
『いいですけどね。』
ガチャリと鍵を開けて二人で部屋に入る。
『『………』』
ダメだ。全然話が浮かばない。
このままだと耐えられないなと思い、俺は寝ることにする。
『木兎さん、俺寝ますね。』
そう言って布団を敷く。
『お、おぅ。』
俺に背中を向け自分のカバンをゴソゴソとしている木兎さんを横目に俺は布団に入った。
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