アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
「立川、お前説明下手すぎ」
僕が流石に呆れて口を挟むと、立川が困ったような顔をした。
「でも、本当にそうなんですって、威圧感、ですかね?あ、そう鏡が絶対嫌いなタイプです」
確かに、蓮二以外に威圧されるつもりはない。
ちょうどその時、立川は僕の後ろを指差して、いましたよ、と興奮気味に言った。
ゆっくりと振り返ると、お目当ての背の高い男と目があった。
シャープな顔立ちの男で、きっちり崩さずにきこなした制服からは、冷淡さや威圧感が確かに漂う。
お互い、口を開かずに、数秒間が過ぎる。
…しかし気が変わった。無関心どころじゃない。
むしろその男を見ながら僕は一言言いたい。
「転校なんかしてきてなんの真似ですか
…晶」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 30