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そう晶が言うと、一瞬にして静まり返る。
「だって、お前たち…」
坂田が、そう呟くのも無理はない。
お互い美形とはいってもエリート然とした晶と派手な風貌の僕はかけ離れていて到底兄弟には思えない。
「やっぱり兄弟というものは似ているんですねー」
その時、騒然とした状況に似つかない間延びした声がする。
「どちらも美形だと、親も嬉しいだろうなあ、あ、僻みじゃありませんよー僕はこれでもこの平凡顏が気に入ってるんですーえへへ」
そこには俺がこの学園で一番苦手とする、平凡な容姿の男が立っていた。
俺らを似ていると講評した男はこちらを見ずに、ヒラヒラ紙を振る。
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