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SIDE晶
自分でもプライドの高さは自覚済みだったために、内心自分の行動に驚くが、福原も、これには驚いたらしい。
そんな相手を見据えながら、続けた。
「三井家に味方がいるのは、お前のところの世襲問題に大きな切り札になるだろう」
福原もそれはわかっていただろう。
だからこそ、取引目当てに追ってきたはずだが、どうやら、奴は俺から持ちかけてきたのが、腑に落ちないらしい。
「どういう風の吹き回しですか。
人の手を借りるのなんか好きなタイプではないでしように」
探るような福原の問いに、鼻で笑う。
「単純だよ、お前が思っている以上に、あいつは、一族から、能力の高さにおいては、買われていたということであり、俺一人では叶わないとわかっているからだ。」
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