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告白
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‘‘俺たち結婚するんだ”
某日某レストラン
お洒落な雰囲気漂うこの場所で彼は嬉しそうにそう言って1人の女の子を俺に紹介した
工藤 茜っていうらしい
工藤茜…いや、彼の名字になるから坂本 茜
ロングの髪を柔らかく巻いてゴテゴテ厚い化粧をしてないナチュラルメイクのおしとやかで優しそうな雰囲気の女性だ
彼はそんな彼女を俺に見せながら
すごいだろだの美人だろだの言って笑っている
人生の幸せの頂点
彼の幸せそうな笑顔
普通、ここは喜ぶべきところなのだろう
だって、俺は彼にとっての『シンユウ』というやつらしいから
きっと、それが正解なのだろう
きっと…
きっと…
俺の気持ちは押し込もう
彼へ対する俺の気持ち
友情じゃなくて恋慕の情
だけど、この気持ちは間違っているから
だから…俺は
「お、おめでとう!!」
いつもの彼の隣にいて自然と身についた偽物の笑顔で俺はそう言った
きっと、これが正解
だけど、心の内で叫んでいる彼への恋心
淡い確かな恋心
だけど、この気持ちを必死に否定するんだ
彼の邪魔はしたくないから
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