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愛しあう
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「、ぁ、せん、せ」
「ちょっと、弘。先生って呼ぶのやめろっての」
「だって俺の担任の先生じゃん。」
「その前に、お前のオトコなんだけど?」
「あは、まちがいないね、んっ…でもさ、ここ、学校だよ」
年下だった男が10も離れた年上になってるなんて、なんか変な気分なんだけど。どんな形でももう一度出会えたからいいけどさ、なんでも。一つ気に食わないのは、前世の面影は残っているけど、無駄にかっこよく生まれ変わってるとこ。俺は前世の顔とそんなに変わらないのに不公平だよねえ?神様?
「家まで待てるかよ、お前がこんなに近くにいるのに。」
「あはは、子どもみたい。これからはいつでも会えるんだよ?」
「お前が明日死ぬかもしんねーじゃん」
「そしたらまたキミの部屋にお邪魔するね」
そう言うと目を一瞬丸くした祐介くんは意地悪そうにニヤニヤしながら「お前、ほんと俺のことすきだよな」って言ってきたので、俺は背伸びをして祐介くんの首に手をまわしてキスをしながら「だいすき。」と耳元で囁いた。途端に悔しそうに唇を噛みながら真っ赤になっていく祐介くん、ふふん、俺より先に生まれたからってそうやすやすと主導権が奪えると思ったら大間違いなんだからね?
「ん、ちょ、ちょっと…!?なに服の中に手いれてんの?」
「お前が悪い。」
「理不尽ーーー!ぁ、腰、さするのゾワゾワする、から、」
「なんかさ、お前に触れるのって、感動する」
そんなの俺だってそうだよ、馬鹿。君に触ってもらえるだけで、こんなに体温を感じることが幸せなものだと知っていく。
「ここに、いるんだよな。」
ぼたぼたと涙が溢れてきた、こんなに嬉しいことはない、こんなに幸せなことなんてない。
胸がいっぱいになって、セックスなんてできなかった。っていうかここ、学校だし。
お互いの体を、存在を、確かめ合うように触りあい、抱きしめあい、キスをした。それだけで満足だよ。
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