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やっぱり
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新は何やら下を向いてボソっと呟いた。
「なに?聞こえない」
「・・・だから・・・」
「だから何?」
「ッ!じゃが○こだよ!!!」
バッと顔をあげて大声でそう言った。
俺は一瞬キョトンとしたが、
やがてふつふつと笑いが込み上げてくる。
「ぶっ・・・な・・・なにって?(笑)」
「てめえ聞こえてんだろ!!」
「全然(笑)・・・ッ何?」
「ッ!だからな!
クリームシチュー味のじゃが○こだよくそが!!」
ああ、道理で白いから分かんなかった訳だ
にしてもあの鷹中を占めてたトップが
煙草じゃなくてじゃが○こって・・・笑
「ちなみにな!ダチは吸ってたけど
俺の代で全員辞めさせたよ!
あの時の写真で最後だよ!」
必死に何かを説明する新の横で俺は笑い続けた
「くくくっ・・・」
やべ・・・笑いとまんね
あまりにもこいつが顔真っ赤にして言うから
「てめえ笑ってんじゃねえよ!」
「いや・・・じゃが○こはねぇだろ(笑)」
「〜ッ!!」
「っ!!」
その時、新に腹を殴られた。
あの路地裏でのケンカの時より
威力は弱かったけど
まぁさすが鷹中元トップ。
馬鹿にされた時のパンチは、
恐ろしいほどピンポイントに急所に当ててくる。
「じゃが○こ舐めんな!くそ眼鏡!」
そう吐き捨てるとそのまま保健室を
出ていってしまった。
「〜ッ・・・痛って・・・」
なんだよ、じゃが○こ舐めんなって
俺はベッドに仰向けになった。
今日の色んな新の表情を思い出す。
俺に睨みかかる強気な顔
俺に弄ばれてよがる新の顔
俺に馬鹿にされて顔を真っ赤にして怒る新の顔
「やべぇな・・・まじ面白い・・・」
あいつ結構怒ってたけど
「やっぱ、じゃが○こはねぇだろ」
新、お前やっぱ面白えよ
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