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ダチの言う事に従順
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どうしてまた、
俺は男に押し倒されているんだ。
むかつく顔がすぐ目の前にある。
「て、てめえ!起きてたのかよっ!」
とにかく、最悪な事態になる前に、
早くこいつをどかさないと!
「質問してんの俺なんだけど?」
でも、こいつに両手を押さえつけられて、
ピクリとも動かない。
ほんと、馬鹿力にも程があんだろ
「べ、別に何もしてねえ」
「・・・・」
「つうかどけ!重い!」
「新。」
「っ!?」
顔をまた近付けてくる。
俺は顔を背けて、なるべくそいつの
顔を見ないようにした。
その時、首に冷たいものが当たる
「ひゃっ!!なっ!!」
眼鏡は俺の首を舐めてきた
首筋を伝って、鎖骨まで舌を這わせ
鎖骨の下辺りを強く吸われた
「いっ・・・やッ!やめッ」
くすぐったいし、強く吸われた瞬間
ジンっという痛さが俺を襲う
それに耐えられなくなって、
俺は正面を向いてしまった。
「新」
真っ直ぐ俺を見下ろす目。
俺の名前を呼ぶと、眼鏡はにこりと笑った
「な・に・してたの?」
「・・・・」
こ、怖えぇ・・・
目が笑ってねえ
「えっ・・・と・・・」
「なに?」
「眼鏡を・・・」
「眼鏡を?」
「取ろうとしてました。」
あわよくば隠そうともしてました。
なんてそこまでは言えない。
「へぇー」
俺がそう白状すると、
眼鏡はまたにやりと笑って口を開いた
「眼鏡なんか取ってどうする気だったの?」
こいつはまだ問い詰めてくる。
流石に隠そうとしたなんて言えなかったから、
なんとかこの場を逃れる為の策を考えるが、
全く出てこない。
「早く言わねえと、続きするよ?」
「っ!あッ・・・てめッ調子乗んなッ」
あーもー、どうすりゃいいんだよ!
眼鏡が服の中に手を入れてくる
早く何か言わねえとッ
「っ!3だよ3!!!」
「・・・・は?」
自分でも訳も分からなく、
俺はそう叫んでしまった。
いや、まて。
3という単語は眼鏡にとって
屈辱的な数字だと、
確か秋人は言っていた。(また秋人情報)
現に、こいつは3という単語を聞いて
動きを止めた。
しめたと思い、俺は嫌味のように
笑って、また口を開いた
「はっ、ダチが言ってたんだよ。
眼鏡掛けてる奴は
大体が眼鏡取ると目が3になるってな!」
(それは漫画の中の話ですよ新さん)
「だからてめえの眼鏡取って、
その顔を拝んでやろうと思ったんだよ!」
ふん、とそう言い切った。
よし、眼鏡は黙っている。
眼鏡取った時はこいつ目ぇ閉じてたし、
やっぱ目開けると3なんだろ
「新ってさ」
「・・・なんだよ」
「時々馬鹿だよね。」
「は?」
何言ってんだよ。
俺は頭良いに決まってんだろ
成績トップだぞ?
眉をしかめながらそいつを睨むと、
そいつはふっと笑って眼鏡を外した
「・・・!?」
「どう?・・・今俺の目って3?」
「さ・・・・」
3じゃねえじゃねえかよ秋人ぉぉぉぉぉぉ!!
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