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非常識
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昔から、俺はダチの言う事は
素直に信じた。むしろ、
ダチの事を信じねえ奴の気がしれない。
1番に近くにいて、1番に俺の事を
分かり合ってくれるダチを
俺は1番、大事にした。
だが、今日は違う。
「どうなの?俺の目は3か?」
2度と秋人を信じるもんか!!!
「ちょっ・・・となりかけ」
「なに?」
「いいえ、とても綺麗な・・・」
っとうぉい!危なくこいつの
ペースに飲まれるとこだったぜ。
そう簡単にてめえに良い口聞いてやらねえよ!
「うわッあッ・・・首舐めるなッ!」
「綺麗な何?」
っ!!
くそっ!
くそっ!秋人次会ったらぶん殴る!
くっと歯を食いしばり、
頭の中で秋人を殴る映像が流れた。
そんな時、こいつは眼鏡を掛け直し、
にやりと笑って耳元に近付く
「ってことで。お仕置きな?」
「はっ!?ちょッ」
両手を頭の上に上げらされ、
右手で拘束される。そして、
眼鏡の左手が俺の服の中に入ってくる
「やッ!てめッ!!ッ」
「まだあいつ来てねえし、
ちょっと遊ぼうか・・・新。」
「はっ!?あいつ?・・・ッ」
乳首を触られて体がビクンとした
あいつって事は・・・
ここに誰か来るって事じゃねえかよ!!
「ひッ人来るんだろ!!」
「いいよ。来るまでお仕置き」
なんてこいつは非常識なんだよ!
こんな朝っぱらから!
いや、そもそも男を襲う時点で非常識だ!
「あゥッ・・・やッ」
「新・・・嫌そうな顔してねえよ」
「ふッざけッうッ・・・いやだッ!
朝っぱらッ・・・盛んなッ」
「いいね。その顔・・・すげえそそる」
「っ!!」
忘れていた。
こいつはとんでもないS野郎だった。
俺が嫌だと言えば、
さらにこいつの中のケダモノは
加速をしていくんだった
「ッあッっ!そッ・・・こはッ」
「乳首勃ってきたじゃん。
新だってこんな朝から俺にこんな事されてさ、
そんな顔で気持ち良さそうな声出して」
すると眼鏡は自分のネクタイを緩め始めた
「淫乱」
そう耳元で呟かれ
体の力がふっと抜ける
このままじゃ、保健室の時みたく
また犯されるッ
「こッ・・・のッ!へん」
「っ!!」
「・・・?」
この変態ドS眼鏡 と、
叫んでやろうと思った時だ。
誰かが、眼鏡の頭を本で叩いた。
「白昼堂々、セクハラしない。」
「っ・・・てぇな」
眼鏡は俺から体を離して
そいつの方を振り向く
「樹」
眼鏡はそいつの事をそう呼んだ
そこには、見事に着こなした制服に
身を包む、1人の綺麗な男がいた
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