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ドキっを返せ
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朝から本当に疲れた。
あいつに襲われそうになるわ
生徒会長に会うわで
ほんとに精神が削られる。
「はーーーー。」
長いため息が出た。
教室に入ると、やっぱり
まだ6人しか登校してない。
時間は8時過ぎ。
大体俺は、点呼が始まる5分前に
登校するのが普通なのに。
いや、というより
みんな5分前が普通じゃねえの?
秋人が、出来る人間は
5分前行動が普通だって言ってたし。
(また秋人情報・・・まあこれは
間違ってはいないので良しとする)
席に着くと、すぐ後ろから
もう1人教室に入ってきた。
大崎だった
「おっす」
目が合ったからとりあえず挨拶をする
すると大崎は俯き、
しばらく黙って小さくおはようと呟いた
そんなビクビクしねえでいいのに。
「・・・・・まただ」
「?」
その後大崎は何かを呟いたが
ほんと、声ちっちゃくて
あんまり聞き取れなかった
まぁ、どうでもいいけど
まだ眠いし、点呼まで寝るか
そのまま俺は机にうつ伏せになった
朝からほんとに疲れた。
「渋谷!今日の帰りに皆でカラオケ行かね?」
そんなこんなで今日も1日が終わろうとしていた。
カラオケに誘われたが、
眼鏡との約束を思い出し、少し返事に
戸惑った。
「あー、行きてえけど」
ここで行かねば、俺は学校生活に
終止符を打つことになる
それだけは何としても回避したい。
「わりぃ、また今度な」
つか、なんであんな奴の為に
俺が高校生活を縛られなくちゃなんねんだよ。
「行ったらぜってぇ何かされるな」
嫌な想像しか浮かばない。
行かなくちゃあいつがうるさいのは
分かってっけど、
中々、椅子から立ち上がる事が
出来なかった。
いや。今日こそはあいつに
言ってやるんだ。
俺はお前の犬じゃねえってな!
「おっ!渋谷丁度いいところに!
この資料を生徒会室に運んでくれ!」
・・・・・。
意気込んでいると、
担任に呼び止められてしまった。
「重い・・・・」
何枚あるんだよ。
幾つもの束になった資料を
渋々、生徒会室に運んだ。
放課後になり、数十分が経ったが、
まぁ、あいつと待ち会う場所は
まだ言われてねえし、
用事してたっつったら、
あいつも少しは分かってくれんだろ。
そう思い、生徒会室の扉を開けた
「・・・・・」
バサバサと、持っていた資料が落ちる。
「遅い。」
開けるとすぐ目の前には
仏頂面の眼鏡が立っていた。
「いやいや・・・」
なんで居るんだよ
「なんでてめえがここにいんだよ!?」
「は?副会長が生徒会室に居たら悪りぃの?」
そうだったー
こいつ副会長だったわ・・・
こいつがここに居るって予想
してなかったわ・・・
やべえよ。全然こいつに
吐き捨てる言葉考えてねえ
「何?その資料」
「・・・さっき、村田先生に頼まれたやつ」
俺がそう言うと、眼鏡は
ああね、と呟き、
俺の持っていた資料を取ると
それを机に置いた
そしてまた、俺の方を見る
「新さ。携帯見てないでしょ?」
「携帯?・・・見てねえけど」
「俺、前にもさ
5分以上遅れたらお仕置きって言ったよね?」
「知らねえ」
素っ気ない態度を取ると
眼鏡はじっと俺を見てきた
そして、ジリジリと距離を詰めてくる
やばい。
そう俺の中の赤ランプが点灯する
「く、来るな」
「なんで逃げんの?」
てめえがこっち来るからだろ!
「ぉわっ!」
足が滑って俺はそのまま倒れそうになった
やばい、このままだと頭打つ!?
「っ!!」
ぎゅっと目を閉じると
体がふわっとした
「っと・・・気を付けなよ」
「・・・め」
眼鏡に抱き留められてしまった
一生の不覚
「は・・・離せ」
「こっち見なよ」
「うっせえ触んなきもい離れろ!」
グリグリとそいつの肩を押して
引き剥がそうとした時
ぎゅっと抱き締められた
「!?」
「新」
何?なにこの状況
なんで、抱き締められてんだ?
「くそ眼鏡ッ離せッ!」
「うるさいよ」
「んッゥッ!!」
こうなると分かっていたのに
俺はまた、こいつに体の自由を奪われる。
抱き締められたまま、強引にされる
こいつのキスに
俺は頭が真っ白くなった
「ッ・・・はッやッんんッ」
逃げる俺の舌を捕らえ、
絡めて、吸って、弄ぶかのように
口の中を犯される
「ッはぁッ・・・」
「新」
また耳元で名を呼ばれる
少し、ドキっとしてしまった
は?つか何?ドキって
ああ、怒気ね。怒気の方ね。おぅけい。
そんな事を考え気持ちを落ち着かせる
だが、俺はその一瞬の
ドキっとした気持ちを
眼鏡に対してしてしまった事を
後になって後悔する。
何故ならこいつは
「じゃあ今日はこれしようか?」
手にローターらしき卑猥な道具を
俺に見せながらにやにやする
くそ変態眼鏡だったからだ。
「・・・・え?(泣)」
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