アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
嫌いだ
-
こんなくそ眼鏡なんて
俺の気持ちを一切無視する
こんな最低野郎なんて
大っ嫌いだ
「最低だ・・・嫌いだ!
お前なんか大っ嫌いだくそ眼鏡!」
俺を見下ろす眼鏡に向かって叫んだ
今の俺はきっと普通じゃない
ほんとに酷い顔をしてると思う
「・・・嫌いだ」
ただ、今はそれしか言えない
「・・・新」
すると眼鏡は俺の顎を掴んで
無理矢理キスをしてきた
「んッ!ふッ・・・んやめッ」
顔を掴まれ、眼鏡の舌が
俺の口の中を舐めまわす
「ふぁッんんッ!」
でもこのキスは
すごくゆっくりで
さっきまでの行為とは裏腹に
すごく気持ちがよかった
「・・・んッはっ」
でも駄目だ流されるな
こいつは俺なんか人としても
見ていない最低な奴だ!
「ッ・・・やめろッ!!」
俺は眼鏡を振り払った
足がガクガクする
立ち上がれない
「新」
眼鏡はさっきから
俺の名前しか呼ばない
妙に優しい声に頭が混乱する
「あっち行け・・・お前の顔なんか
見たくもない」
震える声でそう言った
ほんとにもう顔なんて見たくない
今の俺を見られたくない
これ以上こいつに乱されるのは嫌だ
「・・・・わかったよ」
すると、眼鏡は小さく呟いて
俺の前から去っていった
「っ・・・・グズッ・・・ズッ」
一人になった途端、
また涙が溢れる
俺は一体どうしたんだよ
男に犯されて
男を好きになって
また・・・犯されて
頭の中がぐちゃぐちゃだ
もうワケわかんねえ
「・ッグズッ・・・会長・・・」
ただ、今はあの人に会いたい
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
38 / 617