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見た目で決めつけてはいけないけど
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今日は色んな事があり過ぎて
まだ心臓がドクドク言ってる
クラスメイトと好きな先輩の
あ、あんなとこ見ちゃったし・・・
その後勢いで先輩に告白しちゃったし
でも、名前を覚えてもらえた・・・
「先輩・・・
やっぱりいいにおいだったなあ」
あの時の先輩は怖かったけど
好きな人に自分を知って貰えたのは
嬉しかった・・・
この時、頭の中はすっかり先輩の事で
いっぱいで、僕は前を見て歩いてなかった
「っ!!」
そんな時、
壁らしき物に顔面を思いっきりぶつけた
「いっ・・・た・・・」
痛む顔を抑えながら
足元に目をやると
僕は体中が一気に冷えるのが分かった
壁なら良かった。
壁なら顔面骨折になっても
まだ良かった。
「いてぇなおい」
「・・・・あ・・・」
見上げたくなかったが、
ゆっくりと上を見ると
「どこ見て歩いてんだよガキ」
鬼の形相で僕を見下ろす
とても恐ろしい男性が3人も居ました
「す、すみません(泣)」
ああ、僕今日が命日だ。
「おいおいどうしてくれんの?
これ骨いっちゃってんじゃね?」
鬼が三人群がってきて
僕は近くの建物の間に連れて来られた
ぶつけたくらいで折れる訳ないだろ
ガタイでかいくせに
カルシウム足らなさすぎだろおい
「なあ聞いてんの?」
「やっ、はいっ・・・すみません」
そんなでかい声聞こえるよ
「よぉし、じゃあ金出せよ」
「は?」
「は?じゃねえよ。詫びとして
お前の持ち金全部出せよ」
いやいや、今時そんな低レベルな
カツアゲしますかね。
貴方達いくつですか?中学生ですかこら
なんて言えるわけもなく、
「や・・・それはっ」
「出せっつってんだろ!」
「あっ!やめっ!」
1人の男が僕の鞄を取り上げ
中を物色し、財布を取られた
「や、やめてくださいっ!」
「なんだよ結構持ってんじゃん」
ほんと最悪だ
「返してっ・・・」
「ああ?」
胸倉を掴まれた
殴られるっ!?
「っ!!」
ぎゅっと目を閉じた時だった
「誰だよてめえ」
あれ、殴ってこない?・・・・
そっと目を開けると
「手、離してやれよ」
胸倉を掴む男の腕に手を掛ける
赤い髪の・・・・
ええ、きっとこの人は不良です
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