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抑えていた鎖が切れる音
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あれからどれくらい経った?・・・
もうほとんど感覚がねえ
「あれぇ、気ぃ失っちゃった?」
「っ・・・」
1人の男に頭を掴まれ
頬をぺちぺちと叩かれる
「は・・・なせっ・・・」
引き剥がそうとするがもう腕も上がらない
あれからこいつらに何度も殴られ
その度に受け身をとっていたが
途中でそれも出来なくなり
もろに衝撃を食らっている内に
とうとう起き上がれなくなってしまった
殴られた箇所がズキズキと痛む
追い打ちを掛けるように、頭の痛さも増している
目を開けているのがやっとだった
「おっ、まだ生きてんじゃん。」
くそ・・・
こんな奴らいつもなら・・・
昔の俺だったら、
最初に殴られた時点で殴り返していた。
でも俺は喧嘩から足洗ったんだ
二度と、同じことは繰り返したくない
今耐えれば済むことだ
「恭弥さん、どうします?こいつもうフラフラっすよ?
一向にやり返して来ねえし」
頭を掴んでいた男が
氷崎の方に俺の顔をぐいっと向ける
かすむ視界の中で
氷崎はため息を漏らし、
やがて持っていた煙草に火を付けると
煙を吐いて小さく口を開いた
「あー。やめだやめ。」
「・・・ひ・・・ざき」
付けたばかりの煙草を
地面に落とし、足で踏み潰した後
足を組んで見下すようにして俺を見る
「お前ら、そいつの服脱がせろ」
「なっ・・・」
「いいんすか!?って事はもうヤっちゃても
いいって事っすよね!」
周りの奴等が喜びだす
そして俺の制服に手を掛け、荒くYシャツを引き裂かれた
「っ!やめっ」
「うっわ!肌白っ」
「よく見たら可愛い顔してんじゃん」
先程までとは一変し、
俺のすぐ前で興奮を露わにする男ども
気持ち悪い
一体何をするつもりなんだ
「ほんとはお前に喧嘩で勝った後
ヤっちまおうと思ってたけど」
男どもが強引に触れてくる
必死に抵抗する中でそう氷崎の声が聞こえた
「やめろっ!離せっ!」
「そんな暴れないでよぉ〜さっきまでは痛くしたけど
これから気持ち良くしてやるって!渋谷ちゃ〜ん!へへ」
気持ち悪い、触るな
そう心でいくら思っても
体はもう動かなかった
「お前がやり返してこねぇから
予定よりも早くなっちまったじゃねえかよ。」
「っ・・・氷崎っ!こんなっ」
気持ち悪い感触が体を伝う
肩を押さえつけられ
足を無理矢理開かされる体制になった
「でもまぁいい。なら、体ごと
てめえの精神をズタズタにしてやるよ。
せいぜい泣いて喘げよ渋谷。」
っ・・・嫌だ
「渋谷君さぁ〜下の名前何て言うの?」
後ろから俺を押さえつけていた奴が
そう言うと首を舐めてきた
ゾクっとする感覚が背筋を走る
「っぁッ・・・くっそ・・・ッ」
「ん〜、そんな怖い顔しないでよー
ほら、乳首触っちゃうよー?」
「や、やめろっ!ッァアっ!」
前から覆い被さっていた奴が胸に口を付けてくる
ネチャッと粘る唾液が体に付着する
乳首を舌で上下に舐めまわされ
その感覚に俺の体は無条件に跳ね上がる
「ッあァ!や、め・・・ろぉ・・・」
「うわぁえっろ・・・まじで女みてぇ」
睨みを効かせているつもりが
熱のせいもあり顔が火照ってきた
その顔で睨んでも何の威嚇にもならない
「んじゃ、次こっちいってみる?」
そう言うと、そいつは俺の
ズボンの中に手を入れてくる
「うあッ!!てめえっ!
まじ・・・やめろっ・・・これ以上はっ・・・ころす」
「だからそんな顔で睨まれても逆効果だってーほらっ」
「っあァぁ!ひっ・・・んぁ」
後ろの奴に乳首を責められながら耳を舐められる
前のやつは俺のそれを指先で荒く弄ってくる
その他の3人は早く代われと
その興奮を表すモノを自分でシゴいている
ほんとに気持ち悪い・・・
最悪だ
こんな奴等に犯されるなんて
「あぁっ」
「おっ、ちょいイきそうだった?」
「っ・・・なわけ・・・ねぇだろ」
くそ・・・こいつら全員殺したい
何でもいいもう何でもいいから
こいつらを殺したい
「あー、そうだ。なぁ渋谷。」
そんな時、氷崎がまた口を開いた
「あの菅原って奴。
あいつにも今のお前と同じ目に合わせてやろうと思ってんだわ。」
「!?」
秋人・・・
「だから、そいつ等にさ
良いとこ教えてやってくれよ。」
秋人にもこんな事をするつもりなのか
「はっ・・・ッ秋・・・人がお前らっ・・・なんかに・・・
負けるわけ・・ッねえッだろ」
あざ笑うかのようにその言葉を
そいつに吐き捨てた
そんな事させない
そうなる前にお前らを俺が潰してやる
その時、俺の中にはもう
喧嘩なんかしないというその枷は
完全に無くなっていた
こいつらを早く殴りたい
ボコボコにして立ち上がれなくして
二度とこんな事が出来ねえように
「いいねぇ。その目だよ。」
「っ!!」
その時、氷崎に顔を掴まれた
「この目を、グチャグチャに
ぶっ壊してやりたかったんだよ」
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