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新のヤキモチ
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休憩に入って20分が経った。
開始から2時間はくそ長く感じたのに
なんでこう休憩は時間が過ぎるの早く感じるんだ。
休憩に残された時間は後40分
それが過ぎれば、暫くはまた地獄に戻される。
「・・・くそ・・・女子の奴等、
俺の制服隠しやがったな」
校内を回る間くらい、着替えようと思ったのに
本当に俺のクラスの女子は鬼だ。
更衣室に篭ろうと思ったけど、
何故か俺はある場所へと足を運んでいる。
「確か・・・ここだったよな?」
“ 2年A組 ”
眼鏡のクラス・・・・
って!なんでこんなとこ来てんだよ!
はっと我に還って、
すかさず廊下に置かれていた看板の影に隠れた。
「いや、別に気になって来た訳じゃねえ・・・」
むかつく奴のクラスが
一体どんな出し物してるか、偵察に来ただけだ。
べ、別に眼鏡に会いたくて来た訳じゃ・・・
「せんぱぁ〜い❤︎」
そんな時、眼鏡のクラスからそんな声が聞こえた
チラリと覗き込んで見ると、
何やら黒い衣装に身を包んだ
・・・イケメンと・・・美女達
「来てくれてありがとう。楽しんで行って」
ってえぇぇええ!!め、眼鏡??
「きゃは❤︎上城先輩❤︎
この後一緒に校内回りましょうよぉ❤︎」
な、なんで眼鏡取ってんだ?
つか、前見えてんのか??
コンタクトか????
「ごめんね。シフトの関係で
暫くは抜けられないんだ」
てか!何触らせてんだよ!!
「えぇ〜❤︎そんなのいいじゃないですかあ〜❤︎」
眼鏡を取り囲む3人の美女。
くそ、あの美女、眼鏡の頬に触れやがった!
ギリギリと、看板を掴む手に力が入った
「駄目だよ。聞き分けの悪い子は」
そんな時、眼鏡はいきなり
その美女の腕を掴んで顔を引き寄せた
「噛み殺しちゃうよ?」
なっっっ!?
ギラリと、眼鏡の口元に光る牙
はっと看板を見ると、
“ 2年A組 ヴァンパイアロード ”
そう書かれていた。
「か、噛み殺して下さいぃ❤︎」
案の定、眼鏡のお色気にやられたその美女は
目を❤︎にさせて、ふにゃふにゃと体をフラつかせた
「っと、危ないよ。」
そしてそれを抱き支える眼鏡。(怒)
なんだぁ?くそむかつくな。
さっさと手ぇ離せよボケが
いつまで経っても眼鏡から離れない美女と、
その美女達にキラキラスマイルを振りまく眼鏡に腹が立ち、
気付けば、手に持っていた拳銃を構えていた。
「美女に囲まれてへらへらしやがって。
今に見てろこのっ」
カチッと拳銃を眼鏡の背中に向ける。
ちなみに弾はBB弾。
まぁ、この距離なら、当たってもそう痛くないだろ。
「せんぱぁ〜い❤︎
あたしも噛み殺して下さいよぉ❤︎」
黙れ!!眼鏡の本性を知らねえ
ただの美女め!
いい加減眼鏡から離れろっ!!
そして眼鏡の背中に向けて銃を放つ
【バチッ】←射撃音
「こらこら、君達もクラスの仕事があるでしょ?」
【バチッ】
「いいんですぅ〜❤︎
もっと先輩と居たいですもん❤︎」
【バチッ】
「先輩と話せる機会なんて滅多に無いですしぃ〜❤︎」
【バチッ】
「ふふっ、ありがとう。
でも、もうそろそろ帰った方がいいよ?」
【バチッ】
「え??なんでですかあ?」
【カチッ、カチッ】
くそっ、弾切れか??
てか全然効いてねぇっ!?
「なんで?・・・それはね」
カチカチと、何度も引き金を引いて、
拳銃に気を取られていた俺は
いきなり覆い被さった黒い影に気付かなかった
「今からちょっとだけ
お仕置きしなくちゃいけないから。」
その影が全身を包んだ時、
ぞわっと、体に寒気が走る。
眼鏡の声が、すぐ上で聞こえるんだが。
カタカタと震える手を押さえ、
ゆっくりと目線を上にやった
「・・・な?新。(怒)」
そこには、俺を見下ろして
にやりと笑うヴァンパイア。
だがしかし、目が笑ってない。
「・・・・・ふぁい(汗)」
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