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不良にしか分からない事
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新は少し驚いていたけど、
ここの文化祭の事は忍から聞いていた。
まぁ、違った日にちを教えられてたけどな
その日が今日だと言う事を知ったのは
昼飯食いにダチと出掛けた時の
店の前に貼られていたポスター
んで、その帰りの足でここに来たんだけど・・・
「来て正解だったな」
ほんと、学校でも不良に絡まれるとか
どんだけ不良に好かれてんだよ。いや俺も不良だけど
新の教室を出て、そのまま外に来た
不良が集まりそうな場所くらい
現役の俺ならすぐ分かる
さっきの女子が、探しても居ねえって言ってたのは
校内には 居るはずがないからだ
「人が来なくて、邪魔が入ってもすぐに逃げれる場所」
となれば、それは確実に校舎の外
大体の目星が着いた場所へと
足を走らせると、その場所に続く道に
1人の不良らしき男が、しゃがんだまま
辺りを見渡しながら煙草を吸っていた
「・・・ここか」
まぁ、こんなイベント事のある日は
まずこういうトコに人は来ねえよな。
ポケットから携帯を取り出して
新の携帯へとメールを送った
「新に電話してる間は無さそうだな」
携帯をまたポケットに戻して
背後から近付き、男の肩に手を掛けた
「ああ?なんだよてめえ」
しゃがんだまま煙草を加え、
その男は俺を睨んできた
「未成年は煙草ダメなんスよ?
つか、その中にいる奴。返してもらえますかね?」
「はぁ?っぐぁッ」
どうせ話なんて聞かねえだろうし
とりあえず腹を殴って黙らせておく
腹を抱えて地面にうずくまる男をそのままにして
ガタガタと物音のする方へと足を進めた
「ほんと、見張りが1人とは、爪が甘いよな」
目の前の扉に手を掛け開こうとしたが、
どうやら中から押さえられてるらしく、
ピクリとも開かなかった
「・・・仕方ねえか」
手を離して、少しだけ距離を取り
その扉向けて思いっきり蹴りを入れた
「どわあっ!!」
まぁ、もちろん扉は壊れて
内側に居た1人の男の背中に扉が倒れかかり
その男は扉の下敷きになって
きゅうっと目を回していた
「だ、誰だてめえ!?」
下敷きになった男を踏み越え、
中に入ると
「なんだあ?」
新のクラスの女が言ってた大柄な男と
その他2人、足元で伸びてる男は除くとして
後3人か。
そして、その奥に
「あ・・・・秋人・・・君」
「待たせたな。忍」
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