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啼け
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好きな食べ物は一番最初に食べるか。
それとも最後に食べるか。
なんてそんなありきたりの質問がある。
俺は迷わず一番最初と答える。
空腹の中で最初に口に入れる物が一番好きな物なら、
それを食べた時の感覚は極上なものだ。
「体震えてるぞ」
「っん、・・・ぁ・・・」
だけど、好きな食べ物を一から自分で料理するとなると
いくら空腹だったとしても
俺は手間を惜しまずゆっくりと時間を掛けて作り上げる
「新・・・今どんな感じ?」
食材全ての旨味を引き出して
最後にスパイスでも加えれば
「うぁ・・・ん、さ、触って・・ほしっ、い・・・」
ほら・・・最高の仕上がりになる
「触って欲しい?」
「っん、な、っか・・・体がっ・・・あっ、ァ」
「ふっ・・・何言ってるか分かんねえよ」
素直な新はそれだけでも可愛いけど
もう一手間、そのスパイスを加えれば
お前はもっといい表情をする
「媚薬って知ってるだろ?」
「ふぇ?・・・っん、な、なにっ?」
「あぁ。全部食べたのか」
そう言って俺は落ちていたスプーンを拾い上げ
新が食べたオムライスの皿に目をやった
「て、てめっ・・・まさ、か・・・」
すると新はキッと睨みを効かせてくる
懐かしいな。この感じ
その睨む新を見ると出会った頃を思い出して
体がゾクゾクしてくる
「く、そっ・・・めがねがっ・・・」
やがて新は床に倒れ込んで
またぎゅっと体を抱き締めていた
「なっ!さ、触るなっ!」
震える体に触れようとしたら
新は大きな声を出して俺の手を振り払った
「触って欲しいんだろ?」
「こ、こんなのっ・・・違っ」
またガタガタと震え始める小さな体
息は荒くなって目から涙が溢れている
・・・最高だな
「ぁ・・・あァ・・・や、やぁ」
触るなって言ったくせに
自分で体をくねらせ床に肌を擦り付けて
いやらしく息を漏らしている
そんな新を眺めているとまた俺は笑みが零れた
「あァ・・・あ、め、めがねっ・・・」
「なに?」
「んぁ・・・や、もっ・・・」
潤んだその目で俺に触って欲しいと言ってくる
「ふふっ・・・触っちゃいけないんだろ?」
まぁ、もうちょい焦らしてみるか
「っん、そ、じゃな、くてっ・・・」
「だったら何?」
「んん、ぁ・・・た、助け・・てっ」
「!?」
もう少し、この状態の新を見ていようと思っていたら
いきなり新は俺に手を伸ばしてきて
口からいやらしく唾液を零しながら
俺に助けを求めてきた
つか、助けてって・・・反則だろ
薬仕込んだのは俺だぞ
「あっ、ァ・・・からだがっ・・・あつ、い・・・」
俺の服を掴んで体を擦り寄せてくる
確かに新の体はめちゃくちゃ熱かった
正直、今日使った薬は
出会った頃に早々に入手した物で
本当はあの頃、新に使おうと思ってたやつ。
「お仕置きって言ったよな?」
「・・っへ?・・・っんぅっ」
まさか、このタイミングで使う事になるとは
思ってなかったけど
とって置いて正解だったかな。
「朝まで啼けよ・・・新」
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