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お願いだから・・・
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あれ・・・なんで俺今
「っ!?」
会長に・・・キスされてんだ?
「かッ・・・かいちょッんッ」
いきなり、会長の顔が接近してきて
そのまま口を塞がれて
「っ、んぁ・・・や、やめッ」
なんで・・・キスなんかっ
「新・・・」
「っ!ぁッ・・・」
何が起こったか分からなくて
頭が混乱していたら会長の右手が
俺の服の中に入って来た
「や、やだっ、やめっ・・・」
必死に抵抗しても、
会長の左手が俺の頭を押さえ付けて
息も出来ないくらい激しいキスをされ
力が抜けて突き放せない
「ん、ンんッ!?」
器用に片手で俺のシャツのボタンを外して
やがて肌が露わになる
「やっ、やめてっ下さい!」
唇が離れたと思ったら
今度は会長の舌が俺の首筋を伝って、下へと流れていく
「ひっ!・・・っぁあッ!」
なんで、なんでこんな事・・・っ
「か、会長ッ・・・な、なんで」
声を掛けても、会長は何も言わなかった
ヒヤリとした会長の手が肌に触れると
体がゾクゾクと震えた
「っん、ぁ、・・・かい、ちょっやめっ」
混乱する中、会長の舌が俺の乳首を刺激し始め
突然のその感覚に、体が大きく跳ねる
いきなり触れて来た会長が
何を考えていたか始めは分からなかったけど
「っ・・・ん、ひっ・・・」
「新」
何度も、俺を呼ぶその声と・・・
会長の顔を見た瞬間
「・・・・ずっと・・・触れたかった」
「・・・・っ」
会長は、俺をまだ好きなんだと気付いた
「会長・・・」
俺の頬に手を添えて、
会長は凄く辛そうな顔をした
「本当はね・・・いい先輩として
君の側に居たかったよ・・・」
「え・・・・」
「だけど、もう無理だよ。」
“無理”・・・またそう言った会長の手は
少し震えていた
俺は何故か動けなくて
会長の辛そうな声と表情を見ると
声も出なくて、言葉が発せられなかった
「新が幸せなら、僕も幸せだよ。」
「・・・・っ」
「最初はそう思えた。新の事を考えると
胸が暖かくなって、本当に幸せな気持ちになれたんだよ。」
会長の声が・・・震えてる・・・
逃げなくちゃいけないのに・・・
今すぐ突き放して、離れなくちゃいけないのに
体が動かない
「でも、どうしてかな・・・
最近はずっと、心が冷たくて痛くて
どうしようもなく・・・苦しいんだ」
会長は、胸に手を当てて
その場所をぎゅっと握り締めながら
震える声でそう呟いた
苦しい・・・その言葉を聞くと
胸が酷く締め付けられた
「っ・・・は、なして下さい」
だけど駄目だ・・・
俺はもう迷わないって決めたんだ
「離して下さい・・・会長」
あいつを、絶対裏切らないって
不安にさせるような事もしないって
苦しいという気持ちは俺もよく分かってる
人を好きになってしまったら
必ずは着いて回る痛み・・・
「お願いです・・・退いて下さい」
だけど、それは乗り越えて行かなくちゃいけないものなんだ
中途半端な気持ちで、
手を差し伸ばしたら駄目だ
「離さない」
「!?」
両手で会長の体を押して引き離そうとしたら
腕を引かれて抱き締められた
「僕は新が欲しい」
「ちょ、会長!!」
耳元で、そう囁かれた瞬間
俺は床に押し倒された
「いっ・・・た・・・」
少し強く背中を打ち、
ズンとする痛みが走る
痛さで一瞬目を閉じてしまったが
やがて目を開け上を見上げた
「か、かいちょ・・・?」
冷たい目で俺を見下ろす会長は
ネクタイを緩め始めた
その冷たい目が俺を刺して
体の熱が一気に下がって行く
「ねぇ・・・」
「・・・っ」
会長の放つ冷たい視線とその声に
体がだんだんと震え出した
「成海に、どんな風に抱かれてるの?」
「っえ・・・」
「教えてよ・・・」
「か、会長っ・・・やめっ」
「新・・・」
「っ、痛っ・・・」
会長は俺の手をネクタイでキツく縛り
ベルトに手を掛けてきた
このままじゃ駄目だ・・・
早く、早く逃げなくちゃいけない
「やめて、下さいっ!やめっ」
暴れて抵抗しても、跨られているから
足がピクリとも動かない
徐々に服を脱がされ、
冷たい空気が肌に触れる
「好きだよ」
「っ・・・・な、んッ」
「お願いだから・・・」
「っ?・・・」
強引に触れてくる中、
会長は また俺の耳元で囁いた
「・・・僕を嫌いになって」
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