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錯乱
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会長がそう呟いた後
俺は自分のネクタイで目を塞がれた
縛られた手は頭の上に上げられて
足を無理矢理開かされた
真っ暗になった視界の中で
会長が俺に触れてくる
「・・・いい格好だね」
ただ、聞こえて来るのは
会長の冷たい声で・・・
「ん、んっ・・・っぅ・・・」
やめて下さいと何度言っても
それを言う度に、会長は強い刺激を俺に与えてくる
「っあぁあ!んっ、ぁ・・ひっ、・・・」
俺のを咥えて裏筋を舌先でなぞられ
体が大きく跳ねた
「・・・んッ、くっ・・・」
怖くて体が震える・・・
「ぁ・・・ぁあ・・・やっ」
嫌なのに・・・嫌なのに・・・
「・・・新」
会長が与えてくるその強い刺激を感じると
「・・・っ、な・・・る・・・」
「・・・・」
「・・・成海・・・」
あいつを思い出して、体が反応してしまう
「・・・へぇ・・・成海はいつも
こんな感じで新に触れてるんだね・・・」
「っあ・・・ち、ちがっんッ!」
違うと言おうとしたら
会長がまた根元まで俺のを咥えて
少し歯が立てられた瞬間、
また眼鏡に抱かれた時の感覚が体中を巡った
「ひっぁあぁあっ!や、だっやめっ!」
違う・・・今俺に触れてるのは
あいつじゃない・・・
「ん、・・・っ、ぅあ・・・」
あいつじゃない・・・のに
どうして・・・俺の体・・・
「・・・新・・・」
「ひっ!な、なに・・・ぅぐッ」
自分の体が自分のモノじゃないみたいだと思っていたら
いきなり、会長の指が俺の中に入ってきた
「ぅっ・・・い、やだっ・・・ぁぐっ」
また一本と、すぐに指を増やされ
中を擦られて体がビクビクする
「ふふっ・・・気持ちいいの?」
「っ・・・ぁ・・・あぁっ・・・」
嫌なのに、与えられる快楽が
俺の体を支配する
「ねぇ新・・・」
会長が言葉を落とす度に
俺に強く触れてくる度に
あいつに抱かれてる時を思い出してしまう
「あっ・・・ひぁ・・・やめ・・・」
見えない視界の向こうで
俺に触れてるのはあいつだって
錯覚してしまいそうになる
それくらい
今の会長は眼鏡とよく似ていた・・・
・・・あいつみたいにしてる、のか?
「っ・・・ぁっ、くっ・・・」
そう考えると、また苦しくなった
「・・・成海は、こうやって君に触れながら
一体どんな事を囁いてる?」
「っえ・・・あっ、んッ・・・なっ」
その時、会長の声がすぐ耳元で聞こえた
「ほら、思い出してみなよ」
そう囁かれ、腰がゾクゾクと震える
「んっ!ぁ・・あっ・・・はッぁあ」
“ 新・・・ ”
「っ、んぁ・・・な、なるッ・・・」
駄目だ・・・違う・・・
「新・・・」
今俺を呼んでるのは・・・あいつじゃない
「か・・・いちょ・・・」
俺は今、会長に犯されてる・・・
「新・・・もう一度言うよ」
「・・・っ、・・・?」
頭の中が錯乱しそうになるのを
必死に防ごうとした時、会長は指を抜いた
「僕を嫌いになって」
「えっ・・・な、っ・・・んッ!?」
そして、会長がそう呟いた瞬間
後ろの入り口に何かが当てられた
「あっ・・や、やめっ・・・」
それが何なのかは、すぐに分かった
体がまたガタガタと震え出し
会長に腰を掴まれて少し下に引き寄せられ
「・・・僕は今から君を抱く」
「なっ・・・」
その言葉を聞くと、背筋がゾクっとした
「か、いちょ・・・」
まさか、本当にするつもりじゃ・・・
「やっ!嫌だっ!やめて下さいっ!」
また手足をバタつかせて抵抗したが
会長の強い力に、身動きを封じられる
「っ、ひっ・・・や、やだ・・・」
そんな・・・会長は・・・
そんな事しない・・・
絶対に、俺が本気で嫌がる事は
俺が会長を嫌いになってしまう様な事は・・・
「・・・ふふっ」
「!?」
絶対に、会長はそんな事しないって
首を横に何度も振っていたら
「僕は優しくなんかないよ」
・・・会長が笑う声が聞こえた
「っ!?ひっあぁっ!ぐっぅ・・・ぁあ」
「っ・・・」
苦しい・・・
「はぁ・・・っ、新・・・」
「ヒッ・・・ぁ、や・・・やめ・・・」
会長が、俺の中に入ってくる
「はぁっ、あぁあっ!やっ、いた、いっ・・」
こんなの絶対に違う
・・・これは会長じゃない
「んっ・・・っぅあ、あっ」
奥まで入って来て
全て中に入ると、会長は強く動き始めた
「い、っや、め・・いた、いっ・・・抜い、て・・・ぐっぅあ」
「新・・・」
痛い・・・痛てぇよ・・・っ
「い、っあ、か、いちょ・・・は、ぁっ」
助けろよ・・・
「ひっ、・・・ぐ、ぅ・・・っ」
助けに来いよ・・・くそ眼鏡・・・
「・・・もっと成海を思い出しなよ」
「っ!」
「成海はどんな風に新の中を突いて・・・
新にどんな言葉を言ってた?」
・・・・ど・・・んな・・・
「思い出してよ。あいつには
新はどんな声で啼いて、喘いでるの?」
「・・・っ、ん、・・・ぁ」
嫌だ・・・
「声抑えないで聞かせて」
嫌・・・だ・・・
「ふッ・・・んぁ・・・」
“ 新・・・ ”
「ん・・・っ、んッ・・・ひっ、ぁ」
あいつの声が聞こえる・・・
「・・・新・・・っ・・・」
「ひっ、ぅ・・・ぁ・・・あァっ」
俺を抱きながら・・・
俺を呼ぶ優しい声が聞こえる・・・
「・・・な・・なる・・・み・・・」
・・・あいつが、俺を大事そうに抱き締めて
「・・・新」 “ 新 ”
「っ・・・んっ・・・ぁっん、っ」
何度も、何度も俺に呟く言葉
「愛してる・・・」 “ 愛してる ”
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