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解し方
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「ちょ……お、い……」
「…………」
押し倒され後頭部に眼鏡の手が回って、もう片方の手で少し背中を持ち上げられた。
触れるだけの軽いキスを何度も顔や髪や首にしてくる。
肌に眼鏡の息が掛かったり、前より少し伸びたこいつの髪が鼻先に当たってくすぐったい
「め、めがねっ…くす、ぐったい………」
「………」
「ひ、……くふっ……やめっ、ろ…」
息を吐く度に笑いそうになってしまう。
こいつが何をしようとしているのか分かんねえけど、とにかくくすぐったい‼︎
「ひぁっ…‼︎」
脇の下に眼鏡の手が入り込んでゾワっとした。
危なく女みたいな声が出そうになり咄嗟に口を塞いだ。
「〜〜〜ンンッ‼︎」くそ……っ
なんなんだ……‼︎
人の脇腹摩って笑わせて何がしたいんだこいつは‼︎
これじゃ小学生じゃねえか‼︎
「っ……ふっ……く、…」
それでも眼鏡の攻撃から逃げられる事はなく、息がヒィヒィする中、必死に笑いそうになるのを堪えた。
触り方がだんだんと強くなってて、地肌にヒヤリとした眼鏡の手の感触がした
「で。何があった?」
「???」
俺の服の中に手を入れたまま、動きを止めた眼鏡は、いつもより低い声でそう言った
「は?……ぁ、え?」
「眉間にシワ寄ってた……何かあったんだろ?」
「……………」
眉間に……シワ??
「リラックス出来ただろ。ほら、話してみな?」
「………」
そう言った眼鏡は、何故か満足そうな顔をしていた。
「なに?……じゃあいきなり押し倒してこんな事したのって……」
「?…」
リラックスさせようとしてたのか⁉︎
「離せ‼︎ぼけくそあほ眼鏡っ‼︎」
「な、なんで怒ってんだよ」
眼鏡は『じゃ、今からもっとリラックス出来る事する?』とか言いながら俺の胸を触って来た。
そんな眼鏡を怒鳴って突き飛ばし地団駄を踏んで眼鏡の部屋に向かった
眉間にシワ=何かあって緊張してる=リラックスさせる‼︎
とあいつが言いたい事はこうだろう。
「何がリラックスだ……」
ちっともリラックス出来てねえよ
むしろ変に緊張して心臓バクバク言ってる。
だけど確かに心の中で張り詰めていた会長の事は……何だか今ならちゃんと話せる気がする
「っ………」
で、でも絶対に今一番眉間にシワが寄ってる……
「くそ眼鏡………」
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