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許せ友よ
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こいつが言った言葉に、俺は唖然としてしまった。
新が男と付き合ってるのは知ってた。
でもどこのどいつかなんて知らなかったし、ましてやあいつに勝った眼鏡男がその相手だなんて思うわけがない。
「……新と……つ、付き合ってる?」
「?ああ。付き合ってる」
「……………」
嘘だろおい新……お前この男に洗脳でもされたのかよ……
弱味でも握られたのか?無理矢理付き合わされてるとかだろ?逆らえなくて仕方なく付き合ってるとかだろ⁉︎
「はっ‼︎」
いや待て……新とこの男が付き合ってるという事は……
「お、おおおおま、お前…そ、その…あ、新とその…や、ややヤったりとか……その…」
聞ける‼︎‼︎男と付き合う事について聞ける‼︎‼︎
俺は男と付き合うなんて忍が初めてだ‼︎正直不安もいっぱいある‼︎‼︎
経験者から体験談を聞くのが一番……せ、せせせセックスの事とかっ
「ヤる?……何を」
こいつっ‼︎絶対分かってるだろ‼︎
「その……あれだよ…」
「なに?」
「……っ」
眼鏡男はにやにやと笑い始める。
俺が言いたい事絶対分かってるくせに、腕を組んで仁王立ちして俺を見てくる。
こいつ……とんでもねえS臭がするぜ
「せ……くす……したのかな…って……」
「新と?……ああ。そりゃ付き合ってんだからするよな?」
「ッ‼︎‼︎‼︎‼︎」
眼鏡男が軽く笑いながら言った言葉に、顔がボボボッと熱くなっていった
やばいっ……聞かねえ方が良かったかもしれねえっ
頭の中にこの男と新がベッドの上でアンアンヤってるイメージが流れて恥ずかしい‼︎なんだこれ‼︎
「そ、そそそそうか。そりゃするよな‼︎あはは…」
「ベッドの上のあいつ、すげえ可愛いぜ」
「ぬぁっ‼︎」
脳内の中がピンク一色に染まって行く
次第に脳内で喘いでる新の顔が忍に変わっていって更に顔がボボボボっと熱くなった
「………っ」
くそっ‼︎止まれ俺の卑猥な妄想‼︎‼︎
妄想したくてこんな事聞いたんじゃねえ‼︎
忍の為に‼︎忍の為に聞くんだ‼︎
「け、喧嘩の話はもういいから、その……あいつとの…お付き合いについて…もっと教えてくれ…」
「別にそれはいいけど。あいつの居場所教えてくれんの?」
「…………」
すまん。新
俺は忍の事は絶対傷付けたくねえんだ。
その為に俺は知らなくちゃならねえ。
男同士の付き合い方についてを…
「教えてやる」
許せ、友よ…
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