アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
求めていたのは
-
「やッ!何すんですかッ!」
会長が俺の肩を抑えたまま
もう片方の手が服の中に入ってくる
「新・・・僕の事好きなんでしょ?」
熱い体に、ヒヤリとした感触が落ちる
「ひっ・・・やっこんなことっ」
「なんで?嫌じゃないよね?」
そのまま乳首を親指で弄られ
体がビクンと跳ねる
熱のせいもあり、力が入らない
「うぁッ・・・やっそこッ」
会長の強い力に抵抗が出来ない
怖い
こんな会長知らない
「新・・・」
冷たい目で俺を見ると
頭を掴まれそのままキスをされた
「っんッ・・・んんッ!」
強引に舌を絡ませ
吸い上げては唇を噛まれる
「いッ・・・やッあァ」
会長の手は下へと流れ
やがて俺のそれに触れてくる
「ひゃあッ!やだっ!会長ッ!!ッあぁッ」
「新、もう一度言ってよ。
僕にこんな事されて
無理矢理ここをこんなにされてさ」
こんな事望んでない
「ッああぁッ!・・・やッ」
「もう一度、好きって言ってみなよ」
その冷たい声と表情が俺の体を支配する
会長が与えてくる快感はやがて
恐怖心へと変わっていった
怖い
嫌だ
こんな事がしたいんじゃない
「新」
その声で俺を呼ぶな
これ以上、気持ちを壊さないで
「嫌なの?気持ちいいの?どっち?」
冷たい声で会長がそう呟き、
俺の耳を噛む
「っ!!」
「新、優しさだけで
人を計ってはいけないよ。」
優しさ・・・・
俺は会長の優しい面しかしらない
それが会長自身で、
その優しい会長が俺は好きなんだ
「はあっあぁっ・・・やッだ・・・んぁッ」
俺は・・・優しいあんたしか知らない
「僕の何が好きなの?」
ドクっと心臓が唸る
その言葉に何も返せなかった
無理矢理こんな事をされて
それでも優しいあんたが好きだなんて
そんなの違う
怖い
今の会長は俺の知ってる会長じゃない
眼鏡に無理矢理された時とは
また違った恐怖に俺は体が震えた
そして、会長の手が後ろに回ろうとした時
「ッ・・・やめろっ!!!!」
俺は会長を突き離した
「っはぁっ・・・はぁっ」
息が上手く出来ない
駄目だ
頭が真っ白になる
全身の震えが止まらない
「こんな僕を・・・まだ好きだと言えるの?」
会長が見れない
会長が分からない
「出て行って・・・下さい」
「新・・・」
「っ!!」
俺に手を伸ばそうとした
会長の腕を俺は振り払った
「出て行け!!!!」
頼むから早く離れて
早く俺の見えない場所に行ってくれ
「・・・・」
やがて会長はベッドから降りて
何も言わず保健室から出て行った
「ッ・・・うっ」
会長が居なくなると
俺の目から涙が零れる
さっきの感覚がまだ抜けない
力が入らない
声も、触れてくる手の温もりも
何も感じなかった
ただ、怖かった
俺は何を望んでいたんだ?
会長の何を知ってるって言うんだ
好きだという気持ちだけで
全てを受け入れれると思った
なのに
「・・グズッ・・いてぇ・・・ょ・・」
心が痛い
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 617