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番外編【彼氏が不良で困ってます。】
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雲一つ見当たらない真っ青な空の下で、僕は狂犬(不良)に睨まれてる。
場所はそう。学校の屋上。ベタなこんな場所で僕は今、狂犬(不良)に睨まれてる。
大切な事なので二回言いました。
「おい。」
「ひっ‼︎」
ギロリとガンを飛ばされ体が跳ねる。
足が、膝が、顎がガチガチ震えてもう怖い…っ…
きっと殴られる……屋上で、こんなベタベタな場所で僕はタコ殴りにされる。
目を閉じて歯をくいしばると、狂犬がまた口を開いた。
「好きだ。大崎。」
「……っ…へ?」
聞こえて来たのは、予想していた「てめぇこのキモ男が‼︎一発殴らせろ‼︎」ではなく、きっと幻聴として取った方がいいかもしれない言葉だった。
「……え……」
空耳?幻聴?……パチ、と目を開けると目の前には僕と同じ身長で、金髪の不良が仁王立ちで立っている…
恐る恐る「何を申しましたか?」と尋ねてみると、彼はふん、と胸を張った。
「だから、好きだって言ってんだろ。」
「…………」
……………
「…え"」
どうもこんにちは。大崎忍です。
根暗、キモ男、泣き虫、弱虫、弱男です。
ベタベタなシュチュエーション。
屋上、晴天の中で、
「俺と付き合え。大崎。」
不良に告白されました。
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