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ただ一つ
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「ん、んゔ、ふっ、んぐっ」
「なんでボクよりあいつなんですか…なんであんな奴を好きだなんて言うんですか‼︎」
きっと僕の言葉は水田くんには言ってはいけない事だったと分かってはいた。
だけど、どうしようもないじゃないか。
「はっ、ぅ、え……っ」
「せんぱぁい……口離しちゃ駄目でしょ?ほらちゃんとボクを見て、ちゃんとボクを感じて下さいよ‼︎」
絶え間無く喉の最奥に打ち付けられるもの。
感覚が無くなりつつある中、完全に正気を無くした水田くんの瞳が僕を見下ろしていた。
口内に溢れる液体が、喉を伝って体の中に入ってくるのが分かる。
それだけで気持ちが悪くて、いっそ気を失いたいと思える程だった。
「ごめんなさい先輩っ…ひどい事しないっ……て、約束、したのにっ」
「っは、も、やめっんぐ」
後頭部を押さえ付けられ、腰を激しく前後に揺さぶられ、まるで性奴隷のようだ。
犯されている事実ははっきりとしているのに、僕の中には日野に対する罪悪感ばかりが膨らんでいく。
「っあ、せん、ぱい……ボクもうっ…限界ですっ」
ごめん、日野…………ごめん……ごめんなさい……
「くっ……ぁっ‼︎」
「ンんっ……」
最後に勢いよく腰を打ち付けた彼は、僕の喉の奥で果てた。生暖かいものがドクッと脈を打ち、全てを吐き出すとようやく口内の異物が外へと抜き出される。
「ゲホっ、ゲホっ、ゔ、ぇ……っ」
最悪だ、最悪だ、最悪だ最悪だ最悪だ。
「先輩……何休んでるんですか」
「…はぁ……はあっ……水田く」
腕を掴まれ、うつ伏せにされる。
シャツを剥ぎ取られ、髪を思い切り引っ張られる。
仰け反ったまま、水田くんが僕の耳元で笑う。
「ボクね。日野先輩の事も、ぜーんぶ知ってますよ」
「っ⁉︎」
「ねぇ先輩……あいつのこと大事なら、ちゃんと最後まで守ってあげて下さいよ」
携帯を目の前に出される。
画面に写っているのは、日野の肩に刺青が入っている写真。
他の生徒会メンバー同様、隠し撮りをされたものだった。
「ふふ……調べるの苦労したんですから。あと、感謝して下さいね。まだ学校には送ってないんですから」
「っ君は‼︎」
「大丈夫ですよ先輩……“まだ”ですから」
「っ……」
狂ってる。こんなの、僕が逆らえない事を知っていてわざと……
「ほんと…見れば見る程腹ただしい刺青ですね、コレ」
「触るな‼︎」
「ああ、そうだ。ボクが先輩の腕の皮を剥いで全部無くしちゃえばいいのか」
「っ‼︎」
右腕に爪を立てられる。皮膚が破れ血が滴り落ちる。
汚される、大切な日野との繋がりを……
「触るな……触るな……さわ、るな……」
「あはっ、あははははっ‼︎冗談ですよぉ、そんなに怯えないで下さい」
……こんな事がいつまで続く……
始まったばかりじゃないか。
「こんなに濡れちゃって……先輩可哀想……」
僕はただ、日野と一緒にいたいだけなのに。
そんな事が遠い夢のように思えてしまう今の現実は、一体なんなんだ。
「覚えてますか?コレ、ボクのお気に入りの」
「……っ……?」
次に彼が見せてきたものは、見覚えのあるボールペン。
口に咥え、唾液を引きながらそれが後ろに当てられる。
「ボクね、毎日毎日、コレで先輩の中ぐちゃぐちゃにしたいって思ってたんです」
「な、なに、を……」
「大丈夫です。痛くしませんから……ね?先輩のを返してあげるだけです」
「っああ‼︎」
ズブリ、硬いものが真っ直ぐと中に入ってくる。
冷たくて、中を押し広げながら、ゆっくりと。
「っ、くっ、あ、いた、い」
「あれぇ、痛かったですか?おかしいなぁ……」
ペン先を上下左右に搔き回され、声が掠れる。
痛いのに、薬のせいか体は快楽に落ちていく。
「っ、う、‼︎」
その数秒後、僕は呆気なく射精してしまう。
休む間も与えられずに、両肩を掴まれ上半身を起こされる。
後ろから水田くんの舌が何度も僕の肌を往復している事は分かった。
意識が保てなくなりそうな程に、何度も、何度も、手で中を抉られ、押し広げられ……
日野のにおいが消えていく。
「何これ……先輩のうなじに赤い跡……」
「………っ……ぅ……」
「まぁいいや。これもボクが消してあげます」
吸い付く彼に抵抗も出来ないまま、彼自身が僕の中に入ってくる。
突き上げられ、とうとう声が出なくなる。
「は、はぁっ、やった……これで先輩はボクのものですね…」
「…………ぁ……」
「先輩っ……先輩、月島先輩……っ」
一心不乱に抱き付いたまま腰を突く彼が、その後何を言っていたのかは思い出せない。
「先輩…っ、ボクの名前呼んで下さいっ……名前、呼んでっ」
ただ一つ、最後に聞こえたのは
「……“りゅう”って、呼んで……っ」
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