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俺の恋人
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掠れながら語尾を震わせ喘ぐ新を見る事が出来ないのが残念だった。
「っ…は、すご…食い千切られそう」
体を上下に揺らしながら俺を締め付ける体を、今すぐにでも抱き締めて押し倒してやりたいところだけど。
「ひ、んぁっ、あっあぁぁっ‼︎」
これはこれで中々イイな。
見えない分、聴覚が研ぎ澄まされていつもより新の声がよく聞こえる。
「成海、っなるみ…ぃ」
「なに?呼んでるだけじゃ分かんねえ」
あー、可愛い。こんなに必死に腰振って、何もしてやれないのに俺の名前呼んじゃってさ。
「…っくそ、成海くそっ……ぅあ、あっ」
「ふっ、生意気…」
きっと悔しそうに歯を食いしばりながら俺を見てんだろうなぁ。
新が上下する度に、ベッドが激しく軋み、新の体が落ちてくる度に、卑猥な音が鳴り響いた。
またナカが締まる。嬉しそうに俺のを咥えて、収縮を繰り返しながら奥まで俺を受け入れる。
可愛いし、新が気持ち良くなってくれてるのは嬉しいけど、なんだか物足りない。
「っん、はっ……あっあ、うっぁあ」
「淫乱……自分で腰振って感じてんだ…」
「うるさ……うるさい、ぃ、あっ…」
見たい。やっぱり見たい。
乱れる新の顔が。俺の上でどんな風に腰振ってんのか。
泣きそうな顔してんのかな?気持ち良すぎて、理性が飛ぶくらいに、快楽に弱いこいつの顔が今すぐにでも見たい。
「…あ…イキそ」
「っえ……まだ、まだ駄目だっ…待っ」
ドプっ、とナカに吐き出すと更に新のナカが締まる。
ほんとは全然我慢出来たけど、今の状況を楽しむ方が先。
「っ……俺っまだイってな……」
俺を抱いてやる。泣かせてやるって意気込んでいた新はどこへ行ったのやら。
「安心しろよ。最後まで付き合ってやるから」
「…な、ナカでデカくすんなよっ……いきなりっ…また」
「んな事よりもっと喘いで。俺に聞かせて」
声だけってのは結構クるんだよ。
頭の中の想像と声が興奮を煽ってくれる。
「ぁん、あっ、アァっ…は、ん」
「いい声……」
夢みたいだ。まじで新に抱かれてるみたい。
相手に全部任せるって、時々なら案外いいかもしれない。
刺激は足りないけれど。
「なるみっ、あ、イク…っイキ、そ…」
「うん。いいよ……いつでも」
「…っあ、んあぁぁぁああッ‼︎」
腹に精液が飛んでくるのが分かった。
ナカがぎゅぅっと締まって少し痛い。
俺に跨ったまま、しばらく射精の余韻に浸った新が体を倒しもたれてくる。
息が上がっていて、体が熱かった。
「気持ち良かった?」
「…………っ…」
ちっさい体が更に小さくなる。
大方色々と恥ずかしいと思ってるんだろうけど、まだ恥かしい事してほしい。俺は。
「俺まだイってない」
「……さっきイっただろが……」
「うん。けどほら…今もこんな」
挿入したままで、少しだけ腰を上げてみる。
さすがに新の方は限界かな?と思ったけど、喉を鳴らす新は起き上がるよりも先に俺の手首を縛るネクタイに手をかけてきた。
「さっきも解こうとしてたけど、これ解ける?」
「結んだのは俺だっ…ちゃんとやれば解ける…」
ここに来て俺に自由を与えていいのか?
それとも新もまだ足りないのかな。
「お前のナカ、気持ち良い」
「っ‼︎動くな……っあ…」
入院してたせいで全然触れなかったし、結構溜まってる。色んなものが。
新の汗のにおいと、吐き出したお互いの精液のにおいが混じってムラムラする。
まだ全然収まんねえ。もっとこいつを食べ尽くしたい。
「新」
手首がスッと軽くなる。
ネクタイが解けていくとすぐに新の顔を掴み引き寄せる。
「キスして」
柔らかくて小さい唇が吸い付く。
舌と舌が絡み合って唾液が溢れるのを繰り返しては飲み込む。
キスの合間にこぼれ落ちる新の声。
頭の中がいっぱいで満たされる。
「…はぁ……はっ、……」
体を起こしてふにゃふにゃになる新を押し倒す。
体の向きを変えさせ、うつ伏せにし腰を上げるよう促した。
「自分で広げて、ナカにある俺の出して」
「なっ、んな事出来るか……」
「出来るだろ?お前なら」
こう言えば、本当にやるのかな。
やったとしてもちゃんと見えないから残念。
「……っん……」
「出来た?」
と言うより、俺がナカに出したのを自分で出してる新ってのが興奮要素になるんだから良いんだけど。
頭で想像しとくから。
「…出来たから……も、来いよ……」
「本当だ…入り口ぬるぬる。やべえなこれ」
先端を尻の割れ目に擦り付けるとビクビクと新の体が震えた。
今日これで何回目?忘れたけど、まだまだイケそう。
「ひ、っ…うあっ」
「…っ、すっかり俺のカタチ覚えたな……」
細い腰を抱えて、思いっきり突いてやる。
声を荒げながら新は体を仰け反った。
「はぁ、っ、新…お前のナカ……最高……」
「っ、ふっぁ…あぁ、や、もっと、突い、て」
「っ‼︎」
見えなくても分かる。新の声と、体温と、においと。
「ぁアッ‼︎なるみっ、なる、みっ…あッ」
俺を呼びながら、全身で求めてくるのは全部お前だ。
「本当に俺だけのものになっちまったな……お前」
「黙れっ…くそ、成海……誰のせいでっ…ぁあッ」
口が悪いのは相変わらず治らない。
威勢は良いくせに、しっかりと俺におねだり出来るようになってしまった。
「余裕こいてんじゃねえっ、ぞ…お前が、イケなく、なるまで……俺がお前をっ、イカ、せてっ…やるっ…あ」
本当に飽きねえなぁ。お前と居ると。
憎たらしいくらいがちょうどいい俺の恋人。
「じゃ……お言葉に甘えて……」
「ひゃッ、あ、やっ…ナカ、くる……待っ」
「待ったは無しな。またナカで出すから……全部受け止めて」
このまま、お前のナカに何度も出し続けたら、お前は妊娠でもしてくれるのかな。
「やっ‼︎あッ…激し……ばかやろっ、加減し、ろッ…ぁああッ」
「っ……はっ…」
なんて事を考えながら、またナカに精液を吐き出す。
押し戻そうとするのを許さないように、深く、もっと奥までこいつのナカに俺が残るように。
「……新」
本当に、孕ませてやりてえ。
そんな事出来ないのは分かりきってる事だけど、少しでもお前との関係を、繋がりを深くしたい。
「……へばってんじゃねえぞ……」
体の向きを変えたのか、両足で腰を抱えられ下へと引き寄せられる。
「まだ……いけるだろ?……」
強気なその声に、思わず笑ってしまう。
「うん。まだ足りない」
お互い汗だくで、シーツも制服も、色んな液体で濡れてグショグショだ。
後でまとめて洗わないと。
チュ、とキスをすると、胸の奥が熱くなる。
なんとなくだけど、新が笑っている気がした。
「好き」
「…………俺も」
「なんでちょっと溜めたの?そこは即答しろよ」
「うっさい」
俺たちの1日は、まだ続く。
壊れるまで、本当にもうイケなくなるくらい。
新をこの手の中で、抱いて、抱いて、抱き殺すくらいに
ずっと愛していれたらいいのに。
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