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猟師の良心
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「麻人先生、始末って、どうすればいいんですか?」
りょうしが聞くと、
「猟師君、君の鉄砲を使いたまえ」
黒化麻人先生は、涼士の股間を指して言いました。
「えー!」
なんという黒化ぶりでしょう!
そして、
「証拠に、写真を撮ってきなさい」
と言われました。
どうしよう、白雪君を、俺が、てごめにするの!?
涼士は、悪者をこらしめるのは好きですが、
何も悪いことをしていない、白雪君に、そんなことできない!
と思いました。
そこで、日曜日に、動物ふれあいセンターに行って、豚のお尻や、犬のあそこなどの写真を撮りました。
「君、何をしているんだ」
涼士は、飼育員のお兄さんにつかまえられました。
「君、もしかして、そういうことにきょうみあるの?」
とお兄さんは、ふしんそうに聞きました。
「あ、学校の生物部の研究です」
と涼士は、ごまかしました。
「そうか。それなら、また遊びに来てね」
涼士は、ぶじに解放されました。
白雪君には、
「いじめようとしている人がいて危険だから学校に来ない方がいいよ」
とだけ言いました。
白雪君は、長いまつ毛にふちどられた目をびっくりしたように、大きく開けて、
「ほんとう?」
と言いました。
「来たら、ひどい目にあうよ」
「信じられない」
「信じられないなら、いじめられれば? せっかく俺が教えてあげたのに」
涼士は、そっけなく言いました。
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