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《元旦の夜》2
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「アキラ?」
「あ…そっか、オレ気持ち良くていつの間にか寝てた…」
ようやく状況を理解して、みずきを見て応えるアキラ。
「アキラ…よかった、風呂場で寝たら危ないぞ」
何事もなくて、ほっと息をつくみずき…
「はは、すごく眠たくなって…」
軽く目をこすりながら笑うアキラ。
「肩が冷えている、肩までつかって…」
安心したら、裸体のアキラの側にいる状況に、余計ドキドキしてきて…
目のやり場に困りながらもアキラを温まるよう促す。
「うん、ありがと」
可愛い笑顔を見せるアキラ…
「いや、それじゃ、外で待っているから…手伝いがいったら呼んでくれ」
それに、さらにどぎまぎしながら、早々に退場するみずき。
「はいはい」
そんなみずきの様子を、いつものように、面白そうに見て、言われた通り肩までつかって温まるアキラ。
そうして、風呂から上がる…
いつものように飲み物を作ってソファに座るアキラ。
みずきの飲み物もついでに作って持ってくる。
その様子を見守るみずき。
「はい、みずき」
飲み物をみずきに渡して、アキラはソファに座って飲み始める。
「ありがとう、もう11時だな…眠いなら先に休んで…」
「ん?…んー」
何やら考えるように首を傾げるアキラ。
「アキラ?」
「ん、じゃベッド行こっか」
水分補給を終え、ソファから立ち上がるアキラ。
「あぁ」
みずきもアキラに寄り添い、寝室へ向かう。
いつものように、アキラを先に寝かせ、布団をかけようとするが…
アキラは、そのみずきの手を取り…
そっと、Kissを落とす。
「あ、アキラ!?」
その行動にドキッとして名前を呼ぶみずき。
「ふ、えっちしよ、みずき」
そう甘く囁く…
「えっ!?」
かなり驚いて、動きを止めているみずきに微笑みかけ、みずきの服を脱がしにかかるアキラ…
「ちょ、アキラ…疲れてるんだろ?無理しない方がいい、さっきも風呂場で寝てたくらいだから…」
みずきはアキラの体調が心配で、アキラの手を握り伝えるが…
「うん、風呂場で寝たらちょっと元気になって目が冴えたから…大丈夫!」
そう微笑むアキラ…
確かに風呂前よりは覚醒しているようだが…
まだ心配なみずき。
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