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act.3-3
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俺達が空いてる席に着くと、ちょうどチャイムが鳴った。
発表会は、4年生以外は自由席。
俺達の席はあまり4年生には近くないところだった。
席、もっとあっちがよかったのに。
秀が無理やり引っ張るから!
精一杯の怖い目付きで、秀を睨んでやった。
「…なんだよ。んな熱い瞳で見つめんな。」
秀に頭を鷲掴みにされ、強制的に前を向かされた。
「イテッ!見つめたんじゃなくて睨んだんだよ!!」
なにが熱い瞳だ。
馬鹿だろこいつ。
隣でクスクスと笑ってる秀を見て、つられて俺も笑ってしまった。
「えー、それでは─────」
司会者らしき人がマイクを取り、発表会が始まった。
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