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act.3-8
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「…………なんで…?」
なんで先輩がここに居るの?
さっき探したときは居なかったのに…。
ずっと探していた先輩の姿を見つけた瞬間、俺の体温がみるみる上昇していくのが分かった。
先輩、発表してたんだ!
なのに俺寝ちゃったよ!!!
「なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ!秀のあほ!」
「えっなんで!?」
俺はむしゃくしゃした気持ちを、秀にぶつけた。
先輩達のグループの発表が終わり、席へ帰っていく。
司会者の終わりの言葉を聞き、まもなくして論文発表会は終了した。
「羽純。俺これからサークル行くけど、お前はもう帰んのか?」
「俺は、ちょっと行ってくる!!」
先輩が講義室を出てしまう。
「おい!どこ行くんだよ!」
秀の声なんて、聞こえなかった。
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