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act.Ⅰ-8
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休憩所を出て、エレベーターに乗り込んだ。
「あっ!」
「どうしたんですか?」
「部長にお使い頼まれてたんだった。悪い、玉城。6階の経務寄っていい?」
「けいむ?何ですか、それ。」
「経理業務部のこと。この封筒を経務の山内部長に渡してくれって頼まれたんだよ。」
「そうだったんですか。大丈夫ですよ、行きましょう。」
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" ポーン 6階です "
さすが本社。広いな。
「すいませーん。山内部長はどちらにいらっしゃいます?」
佐川さんが一番手前のデスクに座っている男性社員に声をかけた。
「山内部長なら……。」
そう言いながらホワイトボードを見つめる男性の横顔に、見覚えがあった。
え……。
まさか………?
見覚えがあるなんてものじゃない。
もう二度と、会えないと思っていた。
間崎、羽純……。
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