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act.Ⅱ-15 お前は知らないだろうけど
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────ガチャ
「ほら、着いたぞ。」
間崎のアパートが分からないため、タクシーには俺のマンションで降ろしてもらった。
タクシーからは、おんぶして部屋まで連れて来た。
左耳から間崎の寝息が聞こえる。
ベッドにでも寝かせとくか……。
────ドサッ…
ベッドにおろして布団をかけた。
気持ち良さそうに寝やがって。
俺は、スーツを脱いで部屋着に着替えた。
間崎も脱がせた方がいいのか?
いやいやいや。待て。
落ち着け俺。
とりあえず起こしてみる?
そうだよ、そうしよう。
「間崎?起きれるか?」
ダメだ、爆睡してる。
型崩れするとまずいから、ジャケットだけでも脱がせておくか。
「間崎?ジャケットだけ脱がせるからな。」
上布団を捲って、ジャケットを掴む。
さっきから俺の鼓動がすごくはやい。
緊張する。
「型崩れしたらいけないからな。良心だぞ、良心。」
なんとか脱がせたジャケットを、ハンガーに掛けた。
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