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act.Ⅱ-16 お前は知らないだろうけど
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寝室を出て、ソファに座った。
テレビで気を紛らわせよう。
俺はテレビをつけ、たまたまやっていたスポーツ番組でチャンネルをとめた。
しかし野球の話題が画面に流れているが全然頭に入ってこない。
どうしても寝室にいる間崎が気になってしまう。
ちゃんと眠れてるだろうか…
シャツとズボンがグチャグチャになっていないだろうか…
「はぁ……。」
気なんて紛れねぇよ。
結局俺は、さっきつけたばかりのテレビを消し、再び寝室に向かった。
音をたてないようにベッドに近付く。
ん…?なんか、苦しそう…?
間崎の寝顔が少し苦しそうに見えたので、ワイシャツのボタンをふたつ外してやった。
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