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act.Ⅱ-19 お前は知らないだろうけど
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朝。
土曜日ということもあり、いつもより少し遅く起きた。
首いてー。
昨夜はソファで眠った。
寝室の扉を少し開けると、間崎はまだ眠っていた。
朝飯でも作るか。
俺は顔を洗い、キッチンへ向かった。
なに作ろっかな。
間崎は、朝飯はご飯かパンかどっちだろう。
ご飯でいっか。
米を研いで、炊飯器にセットした。
炊けるまでの間に味噌汁とサラダを作って、魚を焼こう。
味噌汁を作り終え、サラダの野菜を切っていたとき、間崎が起きてきた。
「……せんぱい?」
「おう、おはよう。」
俺のスウェットがだいぶ大きかったのか、ブカブカだ。
可愛い。
朝から心臓がうるさくなる。
「おはようございます…。」
そう言ってペコッと小さくお辞儀をした間崎の破壊力がハンパない。
「もうすぐ朝飯できるから顔洗ってこい。洗面台は、廊下出て右の2番目のドアだから。」
「ふぁい」
寝ぼけた様子で洗面台にむかう間崎がこれまた可愛い。
「朝から心臓に悪い……。」
思わず俺は、そう呟いた。
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