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act.13-8
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─ チュンチュン
目が覚めれば、今日はもう花火大会当日。
鳴り続けるアラームを止めて、伸びをする。
「んーっ!」
時刻は9時30分。
14時に駅に集合なので、時間はまだたくさんある。
俺は軽い朝食を作って食べた。
テレビでは天気予報が始まった。
あ、今日晴れだ!良かった!
予報では今日は30度を越える猛暑日になるみたいだ。
汗拭きシート買ってから駅に行こっと。
先輩に汗臭いって思われたくないもんね。
そんなことを思いながらテレビを切った。
昨晩もお風呂に入ったけど、朝風呂もして、体を隅々まで洗った。
化粧水をして、髪をセットして…。
気付けば11時30分を過ぎていた。
なんか俺、やる気満々…////
途中で恥ずかしさを感じたけれど、失敗したくないという気持ちの方が大きかった。
お昼は冷凍パスタを食べて、お腹を少しだけ満たした。
歯を磨いて、戸締まりをしてから家を出た。
集合の駅まではバスで向かう。
バスに揺られながら、妄想が頭を巡らせる。
屋台、何食べようかなー。
リンゴ飴とたこ焼きとフランクフルトとじゃがバターと…。
一緒に食べながら花火見て…、いろんな話をして…。
花火大会が終わったら、先輩んちでお泊まり。
俺は思わずゴクンと生唾を飲んだ。
「~っ////」
本当に俺、こんなことばっか考えて、男子中学生みたいだ。
そんなことを考えていると、いつの間にかバスは駅に着いた。
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