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あれが、〝普通〟
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「ごめんね」
庭を離れるなり、主人が謝ってきた。
…?
何で謝られるのか解らなくて、首を傾げて、ふとその起因になる事を思い出す。
あぁ…そういう事か。
「…なぜ謝るのですか?」
「…っ!」
悲痛。見ているこっちが痛々しい。
どうして。
主人がそんな顔をする必要、どこにあると言うのだ。
「別に、私は痛くも痒くもないコトですよ。多方、先程のレオ様のことでしょう?」
暫く、主人は俯いた。顔を伏せ、こちらを見ない。―…かと思ったら、バッと凄い勢いで顔を上げ、肩をがっしりと掴んだ。
「へ、陛…―「アイヴァン」は、ぃ…?」
「名前、呼んで。呼び捨てでね?」
「…はい……?」
主人の言っていることがイマイチよく分かりません。どなたか説明してください。
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