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ペペロンチーノ
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レポートが終わらず缶詰めになっててた私。親は親戚が亡くなり告別式に出掛け、家には私と兄のふたり。時間も忘れ指導案にはっちゃけになっていたら、お兄ちゃんが
「ひい?お昼どうするよ」
あ、やべ、忘れてた。
もうそんな時間!?と私。
「病院行くの14時だから、時間あるしなんか買ってこようと思ってんだけど、いる?」
なんかもう、作るのもめんどくさくて任せました。
女子力www
帰ってきたお兄ちゃん。ペンネペンネうるさい。
美味しい?って聞いてくる。
うん、まあ、コンビニの味。半分ほどパスタを食べ終え、黄身を崩す。
そのとき。
「うまい?ペペロンチーノ」
?
いや、クリーム白いし。
卵のってるし。
黒胡椒効いてるし。
どっからどう見ても、
カルボナーラじゃね?
突っ込んでもペペロンチーノだと主張し続ける彼。仕舞いには証拠だと言わんばかりに、ごみ袋を漁り、包みを取り出した。
文句ならセブンに言えよなーとか言いながら、丸まったそれを開く。
「ほら…あれ?」
ごめん、俺が間違った。そう言いながら、そそくさとゴミを戻す。
大丈夫か、我兄よ。
そう思った、今日の昼下がり。
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