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「クソッ……!」
「こうなったらタクシーで帰ってやる……!」
「あ、葛城さんタクシーで帰るんですか?」
「やめといた方がいいですよ。何せここは千葉ですから、ここから帰るとなるとタクシー代が、かなりかかりますよ?」
阿川の何気ないその言葉が俺をそこで引き留めた。
「な、なんだと……!?」
「千葉だと……!?」
「ええ、千葉です。それにタクシーだって、こんな時間につかまりませんよ。ここは諦めて、朝の始発に乗って帰るしかありませんね?」
「くっ……!」
「なんでよりによってお前なんかと……!」
「何か言いましたか?」
俺はついその言葉が口から出た。阿川はあくまでもマイペースだった。奴の落ち着き具合に俺はさらに苛ついた。
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