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「や、やめろ……!」
そう言って俺は阿川を突き飛ばした。
「っ……痛いじゃないですか。唇を噛むなんて、葛城さん酷いな…――」
阿川は俺の前で平然とした顔でそう言い返した。
「な、なんの真似だ……!?」
「こっ、こんな……!」
「こんなって何のことですか?」
「阿川っ……!」
奴はあくまでもシラを切った。その態度が余計に俺の気持ちを煽った。
「ああ、今のですか?そんなの決まってるじゃないですかキスですよ。ウブじゃないんだからそんなの聞かなくてもわかってますよね?」
そう言って答える阿川には余裕の笑みさえ見えた。その態度にカッとなると、俺は奴のシャツを両手で掴んだ。
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