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「ただ見つめるだけでもいいじゃないですか!別に貴方に迷惑をかけていないんですから、いいですよね……!?」
「なっ……!?」
「それとも俺の気持ちは迷惑ですか!?」
「うっ……!」
あいつは急に声をあげると、ベルトをさらに上に上げた。その度に両手は上にキツく縛り上げられた。
「っ……!阿川……!お前、俺のストーカーだったのか……!?」
「ストーカー?違いますよ、俺は純粋に貴方が好きなだけです。そう純粋過ぎるくらい貴方をね――。そして俺は貴方が車内で寝た時、チャンスだと思った。貴方に接近するチャンスはここだと思い行動に出ました。それが今です」
「な、何だとお前……!?」
「終点の駅までついて行って、寝ている貴方をこの駅に降ろした。そして後は誰もいなくなるのを待って、貴方が起きるのを待った。そう全ては最初から仕組まれていたんです。こうやって、2人きりになれたのは偶然じゃありませんよ葛城さん」
「っ……阿川、何故だ!?何故お前はそこまで俺を…――!」
「そんなの決まっているじゃないですか。好きだからです。"好き"って理由があれば、例えそれが狂気でも正当化できます」
「俺は貴方を誰にも渡したくありません。こうやって貴方を愛したいだけです。だから俺の気持ちを受け入れて下さい――」
「バカなことを言うな……!お前は俺に何をしているのか、わかっているのか……!?」
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