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「くそっ……!ちくしょうっ!外れないっ!くそっ、阿川の野郎っっ!」
ベルトで縛られた両手は、びくともしない。それどころか、暴れれば暴れるほどに、キリキリと両手が締め付けられた。
「はぁはぁ……!だ、だめだ……!くそっ……!だっ、だれかっっ…!」
喫煙所の中に閉じ込められた俺は、中から外に向かって声を上げて助けを求めた。だが、外は暗闇だ。しかも真夜中だ。駅の周辺には、人が歩いてる姿さえもなかった。
声を上げて助けを求める程に虚しさだけが増した。こんなところに阿川と一緒にいるだけでも、恐怖はさらに増し続けた。
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