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他の書類にも目を通すと全部、完成していた。
葛城はそれを見るなり言葉を失ったのだった。
これを全部、あいつが一人で……?
何でだ。この仕事は俺の仕事だろ……?
何であいつが俺の仕事の分まで…――。
これだけの量を一人でやるのは俺だって根をあげる。なのにあいつはこれを全部、一人でやったって言うのか……!?
葛城は全身が震えると、ファイルを手に持ったまま愕然と立ち尽くした。
するとファイルの間から小さなメモ用紙がヒラリと足下に落ちた。それを拾うと、そこには彼の文字が書かれていた――。
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