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「失礼します、葛城です……!戸田課長にお話がありますっ……!」
課長室をノックもせずに扉を開けると、真っ先に話しかけた。戸田課長は机に肘をついたまま、頭を抱えていた。その机の上には阿川が出した退職届けが置かれていた。
葛城はそれを目にすると、自分の心臓がドキッとなった。そして再び体が怒りで震えたのだった。
戸田課長は頭をあげると、そこから不機嫌そうに話しかけたけ。
「葛城、朝から騒がしいぞ!一週間も休んで体調は良くなったのか!?体調が良くなったなら早く自分の仕事に戻れっ!!」
戸田課長は不機嫌な顔でそう話すと、自分の机を両手でバンと叩いた。葛城は怯むこともなく、彼に尋ねた。
「戸田課長、阿川が退職届けを出した話は本当ですか……!?」
「何……?」
「そうだとしてもお前には関係ないだろ!?有望な人材を失ったのが、そんなに嬉しいか!?」
「戸田課長っ!」
彼がそこで声を荒らげると、葛城は机に両手をバンとついて面と向かって話し返した。
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