アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*
-
「……しょうがないから俺も戸田課長に謝ってやる。だから感謝しろよ?」
「葛城さん、有り難うございます……!その方が俺も助かります……!」
阿川はそう言って明るく返事をすると、彼の目の前でニコリと笑ったのだった。
その笑顔に葛城はおもわずドキッとなった。
「阿川、お前それは反則だ。年下の癖にそんな甘いマスクで笑いかけて…………!」
「なんのことですか?」
阿川はそう言って言い返すと、キョトンとした表情で逆に聞き返したのだった。
「もういい……!」
「あっ、待って下さい葛城さん!俺も一緒に……!」
「ついて来るな!」
葛城はそう言って背を向けると、非常口の扉を開けて中に入って行ったのだった。そしてそのあとを彼が慌てた様子でついて行った。
こうして二人の恋は、ここから始まったのだった――。
━━━━END━━━━
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
189 / 235