アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕の初挑戦
-
インターホンを押すと、ヒトミはすぐに出てくれた。それは毎日のことで、たまに、いつでも出れるようにスタンバイしてるのかなって思う。
「ヒトミ、おっはぁ~」
「おう!ちょい待ち!今行く!」
そう言うと、ヒトミの家の中が急に騒がしくなる。ドタドタと走る音だったりとか、ガシャンといろんなものにぶつかる音だとか。それで、一分ぐらい経つと玄関からヒトミが出てくる。
──56、57、58、59……
「……んじゃ、行ってくる!アズマ、おまたせ!」
今日はジャストだったな。相変わらずヒトミはすごい。
というか、いつも授業とかには遅れて来るのにこれだけはぴったりってさ。それほどまでに僕が好きつてことなんだろうなぁ。
僕がそんなことを考えているなんてこれっぽっちも思っていないヒトミは、すっごく明るい笑顔で笑っていた。
「アズマ、行こーぜ!」
「うん。」
よし、雰囲気出すために頑張りますか!
学校へと足を向けながら、僕はそのことで頭がいっぱいだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 112